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Hitachi Advanced Data Binder AP開発ガイド


15.4 HADB ODBCドライバを使用したHADBサーバへの接続

HADB ODBCドライバを使用してHADBサーバに接続するには,次の2つのODBC関数を使用します。

  1. ハンドルを割り当てるODBC関数

    • SQLAllocHandle

  2. HADB ODBCドライバとデータソース(HADBサーバ)の接続を確立させるODBC関数

    次に示すODBC関数のどれか1つを実行します。

    • SQLConnectまたはSQLConnectW

    • SQLDriverConnectまたはSQLDriverConnectW

    • SQLBrowseConnectまたはSQLBrowseConnectW

上記のODBC関数を使用したときの留意事項を説明します。

SQLAllocHandle

最初に環境ハンドルを割り当てます。そのあと,割り当てられた環境ハンドルを使用して,接続ハンドルを割り当てます。割り当てられた接続ハンドルは,SQLConnect関数などを実行して,HADB ODBCドライバとデータソース(HADBサーバ)の接続を確立する際に使用します。

SQLAllocHandleの詳細については,「16.3.1 SQLAllocHandle」を参照してください。

SQLConnectまたはSQLConnectW

接続の確立に必要なデータソース名,認可識別子,およびパスワードを関数の引数として指定します。引数すべての指定が必要です。

SQLConnectまたはSQLConnectWの詳細については,「16.3.2 SQLConnect,SQLConnectW」を参照してください。

SQLDriverConnectまたはSQLDriverConnectW,およびSQLBrowseConnectまたはSQLBrowseConnectW

接続の際,接続文字列には次の指定が必要です。

  • 接続文字列にデータソース名称(DSN)またはODBCドライバ名称(DRIVER

  • 認可識別子(UID

  • パスワード(PWD

接続文字列の指定例を次に示します。

  • データソース名称を指定した接続の場合

    "DSN=XXXXX;UID=YYYYY;PWD=ZZZZZ"

  • ODBCドライバ名称を指定した接続の場合

    "DRIVER=Hitachi Advanced Data Binder ODBC Driver;UID=YYYYY;PWD=ZZZZZ"

SQLDriverConnectまたはSQLDriverConnectWの詳細については,「16.3.3 SQLDriverConnect,SQLDriverConnectW」を参照してください。SQLBrowseConnectまたはSQLBrowseConnectWの詳細については,「16.3.4 SQLBrowseConnect,SQLBrowseConnectW」を参照してください。