8.3.35 setHADBSQLHashFltSize(int areaSize)
(1) 機能
このConnectionオブジェクトに対してハッシュフィルタ領域サイズを設定します。
このメソッドで設定する内容は,クライアント定義のadb_sql_exe_hashflt_area_sizeオペランドに対応しています。
- 重要
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このメソッドを指定したConnectionオブジェクトから生成されたStatementオブジェクトまたはPreparedStatementオブジェクトは,Connectionオブジェクトがクローズされるまでは,このメソッドで指定したハッシュフィルタ領域サイズが適用されます。
このメソッドの使い方(実行するSQL文ごとにハッシュフィルタ領域サイズを変更する方法)については,「8.3.37 setHADBSQLMaxRthdNum(int rthdNum)」の「(7) 使用例」を参照してください。
(2) 形式
public void setHADBSQLHashFltSize(int areaSize) throws SQLException
(3) 引数
- int areaSize:
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設定するハッシュフィルタ領域サイズをメガバイト単位で指定します。
(4) 戻り値
なし。
(5) 発生する例外
次に示す場合にSQLExceptionが投入されます。
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Connectionオブジェクトがクローズされている場合
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areaSizeに不正な値を指定した場合
(6) 留意事項
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このメソッドは,AdbConnectionインタフェースで提供されるHADB独自のメソッドです。実行方法については,「12.2 Wrapperインタフェース」を参照してください。
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setHADBSQLHashFltSizeメソッドで指定したハッシュフィルタ領域サイズは,Connectionオブジェクトをいったんプールしたあとに再度使用した場合,前回のハッシュフィルタ領域サイズを引き継ぎません。setHADBSQLHashFltSizeメソッドを実行していない状態と同じになります。
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setHADBSQLHashFltSizeメソッドでハッシュフィルタ領域サイズを再設定しても,生成済みのStatementオブジェクトまたはPreparedStatementオブジェクトには,再設定後のハッシュフィルタ領域サイズは適用されません。
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ハッシュフィルタ領域サイズの決定方法については,「2.2.3 性能に関するオペランド」のadb_sql_exe_hashflt_area_sizeオペランドの説明を参照してください。