8.5.1 PreparedStatementインタフェースのメソッド一覧
- 〈この項の構成〉
(1) PreparedStatementインタフェースの主な機能
PreparedStatementインタフェースでは,主に次の機能が提供されています。
-
?パラメタ指定のSQLの実行
-
?パラメタの設定
-
検索結果としてのResultSetオブジェクトの生成,返却
-
更新結果としての更新行数の返却
PreparedStatementインタフェースはStatementインタフェースのサブインタフェースであるため,Statementインタフェースの機能をすべて継承します。
(2) HADBでサポートしているPreparedStatementインタフェースのメソッド
HADBでサポートしているPreparedStatementインタフェースのメソッドの一覧を次の表に示します。
項番 |
PreparedStatementインタフェースのメソッド |
機能 |
---|---|---|
1 |
PreparedStatementオブジェクトのバッチに,現在のパラメタセットを追加します。 |
|
2 |
現在設定されているパラメタセットの値をすべてクリアします。 |
|
3 |
前処理済みのSQL文を実行します。 |
|
4 |
前処理済みのSQL文(検索系SQL以外のSQL文)を実行し,更新行数をlong型で返却します。 |
|
5 |
前処理済みの検索系SQLを実行し,実行結果を格納したResultSetオブジェクトを返却します。 |
|
6 |
前処理済みのSQL文(検索系SQL以外のSQL文)を実行し,更新行数をint型で返却します。 |
|
7 |
このPreparedStatementオブジェクトに割り当てられているSQL文通番を取得します。 |
|
8 |
このPreparedStatementオブジェクトに割り当てられている文ハンドルを取得します。 |
|
9 |
このPreparedStatementが実行されるときに返されるResultSetオブジェクトの列に関する情報を格納するResultSetMetaDataオブジェクトを返却します。 |
|
10 |
このPreparedStatementオブジェクト内のパラメタのメタ情報を表すParameterMetaDataオブジェクトを返却します。 |
|
11 |
setAsciiStream(int parameterIndex, InputStream x, int length) |
指定したInputStreamオブジェクトの持つ値を,?パラメタ値に設定します。 |
12 |
指定したBigDecimalオブジェクトを?パラメタ値に設定します。 |
|
13 |
setBinaryStream(int parameterIndex, InputStream x, int length) |
指定したInputStreamオブジェクトが持つ値を?パラメタ値に設定します。 |
14 |
指定したboolean値を?パラメタ値に設定します。 |
|
15 |
指定したbyte値を?パラメタ値に設定します。 |
|
16 |
指定したbyte配列を?パラメタ値に設定します。 |
|
17 |
setCharacterStream(int parameterIndex, Reader reader, int length) |
指定したReaderオブジェクトを?パラメタ値に設定します。 |
18 |
指定したjava.sql.Dateオブジェクトを?パラメタ値に設定します。 |
|
19 |
ローカルタイムで指定したjava.sql.Dateオブジェクトを,指定したカレンダーのタイムゾーンの時間に変換し,?パラメタ値に設定します。 |
|
20 |
指定したdouble値を?パラメタ値に設定します。 |
|
21 |
指定したfloat値を?パラメタ値に設定します。 |
|
22 |
指定したint値を?パラメタ値に設定します。 |
|
23 |
指定したlong値を?パラメタ値に設定します。 |
|
24 |
指定した?パラメタにナル値を設定します。 |
|
25 |
指定したオブジェクトが持つ値を?パラメタ値に設定します。 |
|
26 |
||
27 |
setObject(int parameterIndex, Object x, int targetSqlType, int scale) |
|
28 |
指定したshort値を?パラメタ値に設定します。 |
|
29 |
指定したStringオブジェクトを?パラメタ値に設定します。 |
|
30 |
指定したjava.sql.Timeオブジェクトを?パラメタ値に設定します。 |
|
31 |
ローカルタイムで指定したjava.sql.Timeオブジェクトを,指定したカレンダーのタイムゾーンの時間に変換し,?パラメタ値に設定します。 |
|
32 |
指定したjava.sql.Timestampオブジェクトを?パラメタ値に設定します。 |
|
33 |
ローカルタイムで指定したjava.sql.Timestampオブジェクトを,指定したカレンダーのタイムゾーンの時間に変換し,?パラメタ値に設定します。 |
- 重要
-
この表に記載されていないメソッドは,HADBではサポートしていません。サポートしていないメソッドを実行すると,SQLExceptionが投入されます。
(3) 必要なパッケージ名称とクラス名称
PreparedStatementインタフェースを使用する場合に必要なパッケージ名称とクラス名称を次に示します。
-
パッケージ名称:com.hitachi.hadb.jdbc
-
クラス名称:AdbPreparedStatement