8.4.1 Statementインタフェースのメソッド一覧
(1) Statementインタフェースの主な機能
Statementインタフェースでは,主に次の機能が提供されています。
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SQL文の実行
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検索結果としての結果セット(ResultSetオブジェクト)の生成
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更新結果としての更新行数の返却
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最大検索行数の設定
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検索制限時間の設定
(2) HADBでサポートしているStatementインタフェースのメソッド
HADBでサポートしているStatementインタフェースのメソッドの一覧を次の表に示します。
項番 |
Statementインタフェースのメソッド |
機能 |
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1 |
StatementオブジェクトのバッチにSQL文を登録します。 |
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2 |
該当するオブジェクト,および該当するオブジェクトと同一接続のオブジェクトが実行しているSQLの処理を取り消します。 |
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3 |
Statementオブジェクトのバッチに登録されているSQL文をすべてクリアします。 |
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4 |
このStatementオブジェクトに関して報告されたすべての警告をクリアします。 |
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5 |
Statementオブジェクト,およびこのStatementオブジェクトから生成されたResultSetオブジェクトのクローズを行います。 |
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6 |
このStatementオブジェクトに依存するすべての結果セットがクローズされたときに,このStatementオブジェクトをクローズします。 |
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7 |
SQL文を実行します。 |
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8 |
バッチに登録されたSQL文を実行し,更新行数のint型の配列を返却します。 |
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9 |
バッチに登録されたSQL文を実行し,更新行数のlong型の配列を返却します。 |
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10 |
SQL文(検索系SQL以外のSQL文)を実行し,更新行数をlong型で返却します。 |
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11 |
検索系SQLを実行し,検索結果を格納したResultSetオブジェクトを返却します。 |
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12 |
SQL文(検索系SQL以外のSQL文)を実行し,更新行数をint型で返却します。 |
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13 |
Statementオブジェクトを生成したConnectionオブジェクトを返却します。 |
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14 |
このStatementオブジェクトから生成される結果集合のデフォルトのフェッチ方向を取得します。 |
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15 |
Statementオブジェクトから生成されるResultSetオブジェクトの,デフォルトのフェッチサイズ(HADBサーバからHADBクライアントに検索結果を一括転送する行数)を取得します。 |
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16 |
このStatementオブジェクトに割り当てられているSQL文通番を取得します。 |
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17 |
このStatementオブジェクトに割り当てられている文ハンドルを取得します。 |
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18 |
このStatementオブジェクトによって生成されるResultSetオブジェクトの最大格納行数をlong型で取得します。 |
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19 |
更新行数をlong型で返します。 |
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20 |
このStatementオブジェクトによって生成されるResultSetオブジェクトの,CHARおよびVARCHARの列の最大バイト数を取得します。 |
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21 |
このStatementオブジェクトによって生成されるResultSetオブジェクトの最大格納行数をint型で取得します。 |
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22 |
次の結果集合に移動します。 |
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23 |
setQueryTimeoutメソッドで設定したSQL処理のタイムアウト時間を取得します。 |
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24 |
ResultSetオブジェクトとして,検索結果を取得します。 |
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25 |
このStatementオブジェクトから生成されるResultSetオブジェクトの並行処理モードを取得します。 |
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26 |
このStatementオブジェクトから生成されるResultSetオブジェクトの保持機能を取得します。 |
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27 |
このStatementオブジェクトから生成されるResultSetオブジェクトの,結果セットタイプを取得します。 |
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28 |
更新行数をint型で返します。 |
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29 |
このStatementオブジェクトに関する呼び出しによって報告される,最初の警告を取得します。 |
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30 |
このStatementオブジェクトがクローズされているかどうかを示す値を取得します。 |
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31 |
このStatementオブジェクトに依存するすべての結果セットがクローズされたときに,このStatementオブジェクトがクローズされるかどうかを示す値を取得します。 |
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32 |
Statementオブジェクトがプールできるかどうかを示す値を取得します。 |
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33 |
後続のStatementオブジェクトのexecuteメソッドによって使用されるSQLカーソル名を設定します。 |
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34 |
このStatementオブジェクトによるエスケープ構文の解析を有効にするかどうかを設定します。 |
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35 |
このStatementオブジェクトから生成される結果集合のフェッチ方向を設定します。 |
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36 |
このStatementオブジェクトから生成されるResultSetオブジェクトの,デフォルトのフェッチサイズ(HADBサーバからHADBクライアントに検索結果を一括転送する行数)を設定します。 |
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37 |
このStatementオブジェクトによって生成されるResultSetオブジェクトの最大格納行数をlong型で設定します。 |
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38 |
このStatementオブジェクトによって生成されるResultSetオブジェクトの,CHARおよびVARCHARの列の最大バイト数を設定します。 |
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39 |
このStatementオブジェクトによって生成されるResultSetオブジェクトの最大格納行数をint型で設定します。 |
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40 |
SQL処理のタイムアウト時間を設定します。 |
- 重要
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この表に記載されていないメソッドは,HADBではサポートしていません。サポートしていないメソッドを実行すると,SQLExceptionが投入されることがあります。
(3) 必要なパッケージ名称とクラス名称
Statementインタフェースを使用する場合に必要なパッケージ名称とクラス名称を次に示します。
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パッケージ名称:com.hitachi.hadb.jdbc
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クラス名称:AdbStatement