8.3.33 setHADBAuditInfo(int pos,String userinfo)
(1) 機能
HADBサーバにアクセスするアプリケーションのアカウント情報などのユーザ付加情報を設定します。設定したユーザ付加情報は,解除するまで有効になります。
なお,ここで設定したユーザ付加情報は,次に示すタイミングで監査証跡として出力されます。
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このConnectionオブジェクトを使用して生成したStatementオブジェクトを使用したSQL文の実行時
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このConnectionオブジェクトを使用して生成したPreparedStatementオブジェクトを使用したSQL文の実行時
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このConnectionオブジェクトのクローズ時
(2) 形式
public synchronized void setHADBAuditInfo(int pos,String userinfo) throws SQLException
(3) 引数
- int pos:
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userinfoで指定したユーザ付加情報を,監査証跡のどの列に出力するかを指定します。次のどれかの値を指定してください。
1:userinfoで指定したユーザ付加情報を,監査証跡のユーザ付加情報1に出力する場合に指定します。
2:userinfoで指定したユーザ付加情報を,監査証跡のユーザ付加情報2に出力する場合に指定します。
3:userinfoで指定したユーザ付加情報を,監査証跡のユーザ付加情報3に出力する場合に指定します。
- String userinfo:
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ユーザ付加情報を指定します。
ここで指定したユーザ付加情報は,HADBサーバが使用している文字コードに変換されます。文字コード変換後のバイト数が100バイト以内になるように,ユーザ付加情報を指定してください。
なお,NULL文字(0x00)は使用できません。
また,ユーザ付加情報の設定を解除する場合は,nullを指定してください。
(4) 戻り値
なし。
(5) 発生する例外
次に示す場合にSQLExceptionが投入されます。
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Connectionオブジェクトがクローズされている場合
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posに1~3以外の値を指定した場合
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ユーザ付加情報の文字コード変換に失敗した場合
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ユーザ付加情報の文字コード変換後の長さが100バイトを超えた場合
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ユーザ付加情報中にNULL文字(0x00)を含んでいる場合
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トランザクションがすでに開始している場合
(6) 留意事項
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このメソッドは,AdbConnectionインタフェースで提供されるHADB独自のメソッドです。実行方法については,「12.2 Wrapperインタフェース」を参照してください。
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setHADBAuditInfoメソッドで指定したユーザ付加情報は,Connectionオブジェクトをいったんプールして再度使用した場合,前回設定した付加情報を再利用しません。setHADBAuditInfoメソッドを実行していない状態と同じになります。