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Hitachi Advanced Data Binder AP開発ガイド


8.6.43 getObject(int columnIndex)

〈この項の構成〉

(1) 機能

ResultSetオブジェクトの現在行の列の値を,Javaプログラミング言語のObjectで取得します。値を取得する列は,引数で指定します。

(2) 形式

public synchronized Object getObject(int columnIndex) throws SQLException

(3) 引数

int columnIndex

列番号を指定します。

(4) 戻り値

列値がJavaオブジェクトとして返却されます。

Javaオブジェクトの型は,JDBC仕様で指定されている組み込み型のマッピングに従って,列のSQL型に対応するデフォルトのJavaオブジェクトの型になります。

検索結果と戻り値の関係を次の表に示します。

表8‒36 検索結果と戻り値の関係(getObjectメソッドの場合)

HADBのデータ型

検索結果

戻り値

CHAR

VARCHAR

ナル値

null

上記以外

検索結果

SMALLINT

ナル値

null

上記以外

検索結果で生成したIntegerオブジェクト

INTEGER

ナル値

null

上記以外

検索結果で生成したLongオブジェクト

DECIMAL

NUMERIC

ナル値

null

上記以外

検索結果

DOUBLE PRECISION

FLOAT

ナル値

null

上記以外

検索結果で生成したDoubleオブジェクト

DATE

ナル値

null

上記以外

検索結果で生成したjava.sql.Dateオブジェクト

TIME

ナル値

null

上記以外

検索結果で生成したjava.sql.Timeオブジェクト

TIMESTAMP

ナル値

null

上記以外

検索結果で生成したjava.sql.Timestampオブジェクト

BINARY

VARBINARY

ナル値

null

上記以外

検索結果

ROW

ナル値以外※1

検索結果

BOOLEAN※2

ナル値

null

ナル値以外

検索結果で生成したBooleanオブジェクト

注※1

検索結果がナル値になることはありません。

注※2

DatabaseMetadataから生成したResultsetオブジェクトの場合,BOOLEAN型データが存在します。

(5) 発生する例外

次に示す場合にSQLExceptionが投入されます。