19.7.5 a_rdb_SQLParameterInfo_t構造体（パラメタ情報）
- 〈この項の構成〉
(1) 機能
a_rdb_SQLParameterInfo_t構造体には，a_rdb_SQLDescribeParams()で取得した？パラメタの情報を格納します。
また，a_rdb_SQLBindParams()またはa_rdb_SQLBindArrayParams()による？パラメタの値を設定する領域の関連づけをする際にもこの構造体を使用します。
a_rdb_SQLDescribeParams()については，「19.4.7 a_rdb_SQLDescribeParams()（？パラメタの情報取得）」を，a_rdb_SQLBindParams()については，「19.4.4 a_rdb_SQLBindParams()（？パラメタの関連づけ）」を，a_rdb_SQLBindArrayParams()については，「19.4.2 a_rdb_SQLBindArrayParams()（？パラメタの一括関連づけ）」を参照してください。
(2) 形式
typedef struct a_rdb_TG_ParameterInfo {
struct a_rdb_TG_DataType *TypeInfo ; /* Out */
unsigned short Nullable ; /* Out */
char _ParameterInfo_rsv01[2] ;
a_rdb_SQLInd_t Ind ; /* In */
char _ParameterInfo_rsv02[3] ;
void *ParameterValue; /* In */
char _ParameterInfo_rsv03[24] ;
} a_rdb_SQLParameterInfo_t ;
(3) メンバの説明
- TypeInfo：
-
？パラメタのデータ型に関する情報を取得するアドレスを指定します。
パラメタ記述を実行する場合に指定してください。パラメタ結合を実行する場合は指定する必要はありません。指定した場合は無視されます。
- Nullable：
-
？パラメタにナル値を指定できるかどうかを返します。
-
ナル値を指定できない場合：a_rdb_SQL_IS_NOT_NULLABLE
-
ナル値を指定できる場合：a_rdb_SQL_IS_NULLABLE
パラメタ記述の場合に値が設定されます。
-
- Ind：
-
インジケータ値を指定します。
パラメタ結合を実行する場合に指定してください。パラメタ記述を実行する場合は指定する必要はありません。指定した場合は無視されます。
- ParameterValue：
-
値を設定するアドレスを指定します。
値は，SQLデータ型に対応するC言語またはC++言語のデータ記述で指定します。SQLのデータ型に対応するC言語またはC++言語のデータ記述については，「19.6.2 SQLのデータ型とデータ記述の対応」を参照してください。
パラメタ結合を実行する場合に指定してください。パラメタ記述を実行する場合は指定する必要はありません。指定した場合は無視されます。
(4) 留意事項
a_rdb_SQLParameterInfo_t構造体を使用する場合，最初に領域を0で初期化してください。そのあとで，使用する各メンバに値を指定してください。