Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder AP開発ガイド


16.5.3 SQLSetEnvAttr

〈この項の構成〉

(1) 機能

環境属性を設定します。

(2) 形式

SQLRETURN SQLSetEnvAttr
(
  SQLHENV           EnvironmentHandle,   /* In */
  SQLINTEGER        Attribute,           /* In */
  SQLPOINTER        ValuePtr,            /* In */
  SQLINTEGER        StringLength         /* In */
)

(3) 引数

EnvironmentHandle

属性を設定する接続の環境ハンドルを指定します。

Attribute

設定する環境属性を指定します。指定できる属性については,「16.15 SQLSetEnvAttrおよびSQLGetEnvAttrに指定できる属性」を参照してください。

ValuePtr

Attributeで関連づけられた値を指すポインタまたは32ビット整数値を指定します。指定できる値については,「16.15 SQLSetEnvAttrおよびSQLGetEnvAttrに指定できる属性」を参照してください。

StringLength

ValuePtrが文字列またはバイナリを指すポインタの場合,*ValuePtrの長さを指定します(単位:バイト長)。ValuePtrが整数の場合,この引数の指定は無視されます。

(4) 戻り値

SQL_SUCCESSSQL_ERROR,またはSQL_INVALID_HANDLEが返されます。

(5) SQLSTATE

この関数では次のSQLSTATEを返します。

SQLSTATE

説明

備考

返却

01000

一般警告

×

01S02

オプション値の変更

×

HY000

一般エラー

×

HY001

メモリ割り当てエラー

×

HY009

NULLポインタの不正使用

×

HY010

関数シーケンスエラー

HY011

ここでは属性を設定できない

EnvironmentHandleに接続ハンドルが割り当てられています。

×

HY013

メモリ管理エラー

×

HY024

無効な属性値

Attributeに指定された値に対して,ValuePtrに無効な値が指定されています。

HY090

無効な文字列長または無効なバッファ長

StringLengthに0より小さく,SQL_NTS以外の値が指定されています。

HY092

無効な属性識別子,または無効なオプション識別子

無効なAttributeが指定されています。

HY117

接続がサスペンド中

×

HYC00

オプション機能は実装されていない

指定されたAttributeは,規格にはありますがサポートしていません。

(凡例)

○:HADB ODBCドライバが返すことがあるSQLSTATEです。

×:HADB ODBCドライバが返さないSQLSTATEです。

−:なし。