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Hitachi Advanced Data Binder AP開発ガイド


15.4 エラー発生時に返却される情報

ここでは,HADB ODBCドライバまたはHADB(HADBサーバおよびHADBクライアント)でエラーが発生したときに返却される情報について説明します。

エラー情報の取得方法

エラーが発生したときに最後に使用したハンドルを,SQLGetDiagFieldおよびSQLGetDiagRec,またはSQLGetDiagFieldWおよびSQLGetDiagRecWに指定してエラー情報を取得します。

SQLGetDiagFieldおよびSQLGetDiagRec,またはSQLGetDiagFieldWおよびSQLGetDiagRecWで取得できるエラー情報の内容は,エラーが発生した場所によって異なります。

■HADB ODBCドライバでエラーが発生した場合
  • SQLSTATEはODBCの規約に従い,エラーごとに設定されます。SQLSTATEについては,MSDNライブラリODBCプログラマーズリファレンス,およびマニュアルHADB メッセージSQLSTATEを参照してください。

  • NativeCodeには常に0が返却されます。

  • メッセージテキストには,次の文字列の後ろにKFAA72で始まるメッセージが設定されます。

    [Hitachi Advanced Data Binder][ODBC Driver]

■HADBでエラーが発生した場合
  • SQLSTATEにはHADBで発生したエラーに対応するSQLSTATEが設定されます。SQLSTATEについては,マニュアルHADB メッセージSQLSTATEの一覧を参照してください。

  • NativeCodeにはSQLCODEが設定されます。

  • メッセージテキストには,HADBから返却されるメッセージが次の文字列の後ろに設定されます。

    [Hitachi Advanced Data Binder][ODBC Driver]

    HADBクライアントから詳細情報のメッセージが取得できない場合は,上記の文字列だけが設定されます。