Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder AP開発ガイド


9.1 結果セットの拡張機能のサポート範囲

JDBC 2.1 コアAPIの結果セット(ResultSetクラス)の拡張機能に対するHADBでのサポート範囲を次の表に示します。

表9‒1 JDBC 2.1 コアAPIの結果セット(ResultSetクラス)の拡張機能に対するHADBでのサポート範囲

結果セット(ResultSetクラス)の拡張機能名

HADBでのサポート範囲

スクロールタイプ

順方向専用型

スクロール非反映型

スクロール反映型

×

並行処理タイプ

読み取り専用型

更新可能型

×

(凡例)

○:HADBでサポートしています。

×:HADBではサポートしていません。

重要
  • サポート対象外のスクロールタイプや並行処理タイプが指定されても,エラーにはなりません。指定されたスクロールタイプや並行処理タイプに最も近い結果セットを仮定して,Statementクラスまたはそのサブクラスのインスタンスを生成します。この場合,警告(SQLWarningオブジェクト)を生成して,Connectionクラスのインスタンスに関連づけます。

  • スクロール型結果セットでは,すべての検索データをJDBCドライバ内でキャッシングするため,データ量が多いとメモリ不足や性能低下が起こるおそれがあります。したがって,スクロール型結果セットを使用する場合は,SQLに条件を付加するなどして,検索データ量を抑えるようにしてください。