Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder AP開発ガイド


8.7.60 getPrimaryKeys(String catalog, String schema, String table)

〈この項の構成〉

(1) 機能

指定された表の主キー列の記述を取得します。

このメソッドを実行したHADBユーザが持っている権限によって,取得できる主キーの情報が変わります。権限と取得できる主キーの情報については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドHADBユーザが参照できるディクショナリ表とシステム表の範囲を参照してください。

(2) 形式

public synchronized ResultSet getPrimaryKeys(String catalog, String schema, String table) throws SQLException

(3) 引数

String catalog

カタログ名を指定します。ただし,指定しても無視されます。

String schema

スキーマ名パターンを指定します。

String table

表名パターンを指定します。

注※

各パターンに指定できる特殊文字については,「8.7.1 DatabaseMetaDataインタフェースのメソッド一覧」の「(4) パターン文字列中に指定できる特殊文字」を参照してください。

(4) 戻り値

ResultSetオブジェクトが返却されます。返却されるResultSetオブジェクトの形式を次の表に示します。

表8‒61 返却されるResultSetオブジェクトの形式(getPrimaryKeysメソッドの場合)

列番号

列名

列の意味

1

String

TABLE_CAT

カタログ名

常に空の文字列を返します。

2

String

TABLE_SCHEM

スキーマ名

3

String

TABLE_NAME

表名

4

String

COLUMN_NAME

列名

5

short

KEY_SEQ

主キー内で付けられる列順の番号

6

String

PK_NAME

主キー名

(5) 発生する例外

このメソッドを実行する前に,Connectionオブジェクトがクローズされている場合,SQLExceptionが投入されます。