Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder AP開発ガイド


8.7.34 getImportedKeys(String catalog, String schema, String table)

〈この項の構成〉

(1) 機能

被参照表の主キーに関する情報を取得します。

このメソッドを実行したHADBユーザが持っている権限によって,取得できる主キーに関する情報が変わります。権限と取得できる情報の対応については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドHADBユーザが参照できるディクショナリ表とシステム表の範囲を参照してください。

(2) 形式

public synchronized ResultSet getImportedKeys(String catalog, String schema, String table) throws SQLException

(3) 引数

String catalog

参照表のカタログ名を指定します。ただし,指定しても無視されます。

String schema

参照表のスキーマ名パターンを指定します。

String table

参照表の表名パターンを指定します。

注※

各パターンに指定できる特殊文字については,「8.7.1 DatabaseMetaDataインタフェースのメソッド一覧」の「(4) パターン文字列中に指定できる特殊文字」を参照してください。

(4) 戻り値

返却されるResultSetオブジェクトの形式を次の表に示します。

表8‒59 返却されるResultSetオブジェクトの形式(getImportedKeysメソッドの場合)

列番号

列名

列の意味

1

String

PKTABLE_CAT

被参照表のカタログ名

常に空文字が返却されます。

2

String

PKTABLE_SCHEM

被参照表のスキーマ名

3

String

PKTABLE_NAME

被参照表の表名

4

String

PKCOLUMN_NAME

主キーの列名

5

String

FKTABLE_CAT

参照表のカタログ名

常に空文字が返却されます。

6

String

FKTABLE_SCHEM

参照表のスキーマ名

7

String

FKTABLE_NAME

参照表の表名

8

String

FKCOLUMN_NAME

外部キーの列名

9

short

KEY_SEQ

外部キーのシーケンス番号

10

short

UPDATE_RULE

主キー更新時の外部キーに適用される動作

  • importedKeyNoAction:主キーは更新できません。ただし,CREATE TABLE文の参照制約定義で参照制約チェック抑止指定(DISABLE)を指定した場合は,主キーを更新できます。

11

short

DELETE_RULE

主キー削除時の外部キーに適用される動作

  • importedKeyNoAction:主キーは削除できません。ただし,CREATE TABLE文の参照制約定義で参照制約チェック抑止指定(DISABLE)を指定した場合は,主キーを削除できます。

12

String

FK_NAME

参照制約の制約名

13

String

PK_NAME

主キーのインデクス名

14

short

DEFERRABILITY

外部キーに対する制約の評価を,コミットまで延期できるかどうか

  • importedKeyNotDeferrable:延期できません。

(5) 発生する例外

このメソッドを実行する前に,Connectionオブジェクトがクローズされている場合,SQLExceptionが投入されます。