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Hitachi Advanced Data Binder AP開発ガイド


8.7.11 getBestRowIdentifier(String catalog, String schema, String table, int scope, boolean nullable)

〈この項の構成〉

(1) 機能

行を一意に識別する表の最適な列セットに関する記述を取得します。

(2) 形式

public synchronized ResultSet getBestRowIdentifier(String catalog, String schema, String table, int scope, boolean nullable) throws SQLException

(3) 引数

String catalog

カタログ名を指定します。ただし,指定しても無視されます。

String schema

スキーマ名を指定します。ただし,指定しても無視されます。

String table

表名を指定します。ただし,指定しても無視されます。

int scope

対象のスケールを指定します。ただし,指定しても無視されます。

boolean nullable

ナル値を指定可能な列を含むかを指定します。ただし,指定しても無視されます。

(4) 戻り値

常に検索結果行数0のResultSetオブジェクトが返却されます。返却されるResultSetオブジェクトの形式を次の表に示します。

表8‒50 返却されるResultSetオブジェクトの形式(getBestRowIdentifierメソッドの場合)

列番号

列名

列の意味

1

short

SCOPE

結果の実際のスケール

2

String

COLUMN_NAME

列名

3

int

DATA_TYPE

SQLの型

4

String

TYPE_NAME

型名

5

int

COLUMN_SIZE

精度

6

int

BUFFER_LENGTH

未使用

7

short

DECIMAL_DIGITS

小数点以下の桁数

8

short

PSEUDO_COLUMN

擬似列かどうか

(5) 発生する例外

このメソッドを実行する前に,Connectionオブジェクトがクローズされている場合,SQLExceptionが投入されます。