Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder AP開発ガイド


8.5.35 PreparedStatementインタフェースに関する注意事項

PreparedStatementインタフェースはStatementインタフェースのサブインタフェースであるため,Statementインタフェースの注意事項はすべて該当します。

ここでは,それ以外のPreparedStatementインタフェース固有の注意事項について説明します。

〈この項の構成〉

(1) ?パラメタの設定

(2) HADBのDECIMAL型またはNUMERIC型の?パラメタに対する値指定

HADBのDECIMALまたはNUMERICの?パラメタに対してsetXXXメソッドで値を設定する場合,?パラメタの精度および位取りと,値の精度および位取りが一致していないときの処理を次に示します。

(3) HADBのTIME型およびTIMESTAMP型の?パラメタに対する値指定

小数秒精度が低いデータ型に小数秒精度が高いデータ型を指定した場合,差分の小数秒精度が切り捨てられます。逆に,小数秒精度が高いデータ型に小数秒精度が低いデータ型を指定した場合,差分の小数秒精度に0を補い拡張されます。

(4) HADBのCHARまたはVARCHAR型の?パラメタに対する値指定

HADBのCHAR型またはVARCHAR型の?パラメタに対してsetXXXメソッドで値を指定する場合,?パラメタの定義長よりも値を文字列表現にしたときの長さが大きいと,SQLExceptionが投入されます。

(5) setObjectで指定できるオブジェクト

setObjectメソッドの引数xに指定できるオブジェクトは,次に示す型のオブジェクトです。