Hitachi

Hitachi Advanced Database システム構築・運用ガイド


2.22 Amazon S3互換オブジェクトストレージを使用する場合

クラウドストレージ機能を使用すると,Amazon S3互換オブジェクトストレージに次のDBエリアのデータを格納できます。

また,クラウドストレージ機能のシステムディレクトリ対応オプションを有効にすると,システムディレクトリ($DBDIR/ADBSYS)下にある次のファイルもAmazon S3互換オブジェクトストレージに格納できます。

クラウドストレージ機能を使用してAmazon S3互換オブジェクトストレージにDBエリアなどのデータを格納する場合の例を次の図に示します。

図2‒97 クラウドストレージ機能を使用してAmazon S3互換オブジェクトストレージにDBエリアのデータを格納する場合の例

[図データ]

[説明]
  • Amazon S3互換オブジェクトストレージに,DBエリア(作業表用DBエリアを除く),システムログファイル,およびステータスファイルのデータを格納します。

  • 作業表用DBエリアのデータは,性能面を考慮してAmazon S3互換オブジェクトストレージではなくブロックスペシャルファイルに格納します。作業表用DBエリアのデータは,Amazon S3互換オブジェクトストレージには格納されません。

メモ
  • クラウドストレージ機能を使用する場合,DBエリア(作業表用DBエリアを除く)のデータをレギュラーファイルまたはブロックスペシャルファイルに格納することはできません。

  • 作業表用DBエリアについては,作業表用DBエリアファイルをレギュラーファイルまたはブロックスペシャルファイルのどちらかに割り当てる必要があります。

前提条件

Amazon S3互換オブジェクトストレージを使用する場合の前提条件を次に示します

  • ラウドストレージ機能を使用すること。

  • AWS用のHADBオプションをインストールすること。

  • オンプレミス環境でHADBサーバを稼働すること。

マニュアルをお読みいただく際の留意事項
  • 最初に「2.21.2 AWS環境でHADBサーバを使用する場合」の「(2) Amazon S3にDBエリアのデータを格納する場合(クラウドストレージ機能を使用する場合)」をお読みいただき,クラウドストレージ機能の概要について理解してください。ただし,ここの説明は,AWS環境(クラウド環境)が前提となっています。クラウド環境の説明部分はオンプレミス環境に置き換えてお読みください。

  • Amazon S3互換オブジェクトストレージは,オンプレミス環境でクラウドストレージ機能を使用することが前提となります。そのため,オンプレミス環境でのシステムの設計,構築,運用方法を説明している個所をお読みください。また,クラウドストレージ機能についての説明は,「AWS環境でクラウドストレージ機能を使用する場合」の個所をお読みください。その際,AWS環境固有の説明については,オンプレミス環境に置き換えてお読みください。

  • マニュアルをお読みいただく際,次のことに注意してください。

    • 「Amazon S3」は,「Amazon S3互換オブジェクトストレージ」に読み替えてください。

    • 「インスタンス」は,「HADBサーバをインストールしたサーバマシン」に読み替えてください。

    • 汎用バケットまたはディレクトリバケットの説明は該当しません。

    • キャッシュファイルは,HADBサーバによってオンプレミス環境下のレギュラーファイルとして作成されます。