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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


22.2 キャッシュファイルの状態確認

adbls -d cfmコマンドを実行すると,キャッシュファイルの合計容量などを確認できます。

adbls -d cfm

TOTAL_LIMIT(MB) INTERNAL_TOTAL_LIMIT(MB) TOTAL_SIZE(MB) TOTAL_SIZE_DIR(MB)
65536           65536                    327            9

TOTAL_SIZE_SGMT(MB) TOTAL_NUMTOTAL_NUM_DIR TOTAL_NUM_SGMT OPEN_NUM
319                 620      506           114            620
[説明]
  • TOTAL_LIMIT(MB)

    キャッシュファイルの総容量の上限値(サーバ定義のadb_sys_cld_cache_total_sizeオペランドの指定値)が,メガバイト単位で表示されます。

  • INTERNAL_TOTAL_LIMIT(MB)

    adb_sys_cld_cache_total_sizeオペランドの指定値を基にして,HADBサーバが決定したキャッシュファイルの総容量の上限値が,メガバイト単位で表示されます。

  • TOTAL_SIZE(MB)

    現在のキャッシュファイルの総容量が,メガバイト単位で表示されます。

ここでは,主な出力項目だけを説明しています。そのほかの出力項目の説明については,マニュアルHADB コマンドリファレンスadbls -d cfm(キャッシュファイルの情報表示)を参照してください。

メモ

キャッシュファイルの作成時にストレージの容量不足を検知した場合,警告メッセージKFAA51285-Wが出力され,HADBサーバが決定したキャッシュファイルの総容量の上限値(INTERNAL_TOTAL_LIMIT(MB))を一時的に利用可能な容量まで引き下げます。一度引き下げられた上限値は,HADBサーバの稼働中には元に戻せません。元に戻す場合は,HADBサーバを再起動する必要があります。