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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


18.18.2 マルチノード構成から削除されたワーカーノードを再度追加する際の留意事項

  1. 全ノードで指定値を同じにする必要があるオペランドについては,指定値を変更することはできません。全ノードで指定値を同じにする必要があるオペランドについては,「18.4.5 各ノードでのサーバ定義の作成の「(2) ノードで指定値を同じにする必要があるオペランドを参照してください。

    全ノードで指定値を同じにする必要があるオペランド以外についても,必要のない場合は指定値を変更しないでください。

  2. 次の条件を1つでも満たす場合は,マルチノード構成にワーカーノードを追加することはできません。次の条件に示す処理の完了後に,ワーカーノードの追加操作を実行してください。

    • プライマリノードおよびセカンダリノードのHADBサーバの中に,終了処理中のHADBサーバが存在する場合

    • プライマリノードの切り替え処理中の場合

    • マルチノード構成に復帰処理中のノードがある場合

    • adbmodareaコマンドの実行中の場合

    • adbupddmkコマンドの実行中の場合

  3. サーバ定義のadb_sys_multi_max_worker_nodesオペランドに指定したワーカーノードの最大数を超える数のワーカーノードを追加することはできません。

  4. 次のトランザクションまたはコマンドをプライマリノードで実行している間は,ワーカーノードの追加処理は待ち状態になります。トランザクションまたはコマンドの処理が完了したあとに,ワーカーノードの追加処理が開始されます。

    • 読み書き可能トランザクション

    • adbimportコマンド

    • adbidxrebuildコマンド

    • adbgetcstコマンド

    • adbmergechunkコマンド

    • adbchgchunkcommentコマンド

    • adbchgchunkstatusコマンド

    • adbarchivechunkコマンド

    • adbunarchivechunkコマンド

    • adbreorgsystemdataコマンド

    • adbsyndictコマンド

    • adbaudittrailコマンド(--swapオプションまたは-dオプションを指定した場合を除く)

    • adbcolumnizeコマンド

  5. ワーカーノードの追加処理中は,次のトランザクションおよびコマンドの処理が待ち状態になります。ワーカーノードの追加処理が完了したあとに,トランザクションおよびコマンドの処理が開始されます。

    • 読み書き可能トランザクション

    • adbimportコマンド

    • adbidxrebuildコマンド

    • adbgetcstコマンド

    • adbmergechunkコマンド

    • adbchgchunkcommentコマンド

    • adbchgchunkstatusコマンド

    • adbarchivechunkコマンド

    • adbunarchivechunkコマンド

    • adbreorgsystemdataコマンド

    • adbsyndictコマンド

    • adbaudittrailコマンド(--swapオプションまたは-dオプションを指定した場合を除く)