18.9.4 バックアップの運用例(ShadowImageを使用)
ここでは,ShadowImageを使用したバックアップの運用例について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) システムの構成例
4つのノード(hadb01,hadb02,hadb03,hadb04)で構成されるHAモニタありのマルチノード構成で,プライマリノードはhadb01とします。DBディレクトリ,アーカイブディレクトリ,同義語辞書ファイルの格納ディレクトリ,および監査証跡の出力先ディレクトリは,次の構成となっているとします。
■hadb01のディレクトリ構成
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DBディレクトリの構成
/HADB/db ADBDIC:ブロックスペシャルファイル(LU002を使用) ADBMST:ブロックスペシャルファイル(LU001を使用) ADBSTBL:ブロックスペシャルファイル(LU003を使用) ADBWORK:ローカルファイルシステム上のディレクトリ(/dev/sdb1内) ADBWRK:ブロックスペシャルファイル(/dev/mapper/WRK001を使用) ADBUTBL01:ブロックスペシャルファイル(LU004を使用) ADBUIDX01:ブロックスペシャルファイル(LU005を使用) SPOOL:ローカルファイルシステム上のディレクトリ(/dev/sdb1内) ADBSYS:システムディレクトリ(FS001上のファイルシステム)
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アーカイブディレクトリの構成
/HADB/archive
アーカイブディレクトリは,アーカイブマルチチャンク表を定義した場合に作成するディレクトリです。
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同義語辞書ファイルの格納ディレクトリの構成(FS002上のファイルシステム)
/mnt/syndict
同義語辞書ファイルの格納ディレクトリは,同義語検索を行っている場合に作成するディレクトリです。
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監査証跡の出力先ディレクトリの構成
/HADB/audit
監査証跡の出力先ディレクトリは,監査証跡機能を使用している場合に作成するディレクトリです。
■hadb02のディレクトリ構成
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DBディレクトリの構成
/HADB/db ADBDIC:ブロックスペシャルファイル(LU002を使用) ADBMST:ブロックスペシャルファイル(LU001を使用) ADBSTBL:ブロックスペシャルファイル(LU003を使用) ADBWORK:ローカルファイルシステム上のディレクトリ(/dev/sdb1内) ADBWRK:ブロックスペシャルファイル(/dev/mapper/WRK002を使用) ADBUTBL01:ブロックスペシャルファイル(LU004を使用) ADBUIDX01:ブロックスペシャルファイル(LU005を使用) SPOOL:ローカルファイルシステム上のディレクトリ(/dev/sdb1内) ADBSYS:システムディレクトリのマウントポイント
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アーカイブディレクトリの構成
/HADB/archive
アーカイブディレクトリは,アーカイブマルチチャンク表を定義した場合に作成するディレクトリです。
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同義語辞書ファイルの格納ディレクトリのファイルシステムのマウントポイント
/mnt/syndict
同義語辞書ファイルの格納ディレクトリは,同義語検索を行っている場合に作成するディレクトリです。
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監査証跡の出力先ディレクトリの構成
/HADB/audit
監査証跡の出力先ディレクトリは,監査証跡機能を使用している場合に作成するディレクトリです。
■hadb03のディレクトリ構成
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DBディレクトリの構成
/HADB/db ADBDIC:ブロックスペシャルファイル(LU002を使用) ADBMST:ブロックスペシャルファイル(LU001を使用) ADBSTBL:ブロックスペシャルファイル(LU003を使用) ADBWORK:ローカルファイルシステム上のディレクトリ(/dev/sdb1内) ADBWRK:ブロックスペシャルファイル(/dev/mapper/WRK003を使用) ADBUTBL01:ブロックスペシャルファイル(LU004を使用) ADBUIDX01:ブロックスペシャルファイル(LU005を使用) SPOOL:ローカルファイルシステム上のディレクトリ(/dev/sdb1内) ADBSYS:システムディレクトリのマウントポイント
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アーカイブディレクトリの構成
/HADB/archive
アーカイブディレクトリは,アーカイブマルチチャンク表を定義した場合に作成するディレクトリです。
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同義語辞書ファイルの格納ディレクトリのファイルシステムのマウントポイント
/mnt/syndict
同義語辞書ファイルの格納ディレクトリは,同義語検索を行っている場合に作成するディレクトリです。
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監査証跡の出力先ディレクトリの構成
/HADB/audit
監査証跡の出力先ディレクトリは,監査証跡機能を使用している場合に作成するディレクトリです。
■hadb04のディレクトリ構成
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DBディレクトリの構成
/HADB/db ADBDIC:ブロックスペシャルファイル(LU002を使用) ADBMST:ブロックスペシャルファイル(LU001を使用) ADBSTBL:ブロックスペシャルファイル(LU003を使用) ADBWORK:ローカルファイルシステム上のディレクトリ(/dev/sdb1内) ADBWRK:ブロックスペシャルファイル(/dev/mapper/WRK004を使用) ADBUTBL01:ブロックスペシャルファイル(LU004を使用) ADBUIDX01:ブロックスペシャルファイル(LU005を使用) SPOOL:ローカルファイルシステム上のディレクトリ(/dev/sdb1内) ADBSYS:ローカルファイルシステム上のシステムディレクトリ
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アーカイブディレクトリの構成
/HADB/archive
アーカイブディレクトリは,アーカイブマルチチャンク表を定義した場合に作成するディレクトリです。
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監査証跡の出力先ディレクトリの構成
/HADB/audit
監査証跡の出力先ディレクトリは,監査証跡機能を使用している場合に作成するディレクトリです。
- ■Logical Unitの構成
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マルチノード構成のときのストレージの構成例を次の図に示します。
[説明]
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FS001には,システムディレクトリのファイルシステムを作成しています。
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FS002には,同義語辞書ファイルを格納しているファイルシステムを作成しています。
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LU001〜LU005は,DBエリアファイルに使用しています。
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正ボリュームFS00X,LU00Xに対応する副ボリュームはFS10X,LU10Xです。
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(2) バックアップの取得
FS001,FS002,およびLU001〜LU005のすべてのLogical Unitを,「10.3.4 バックアップの運用例(ShadowImageを使用)」の「(3) バックアップの取得」の手順に従ってバックアップを取得してください。
(3) バックアップからの回復
FS001,FS002,およびLU001〜LU005のすべてのLogical Unitを,「10.3.4 バックアップの運用例(ShadowImageを使用)」の「(4) バックアップからの回復」の手順に従って回復してください。
同義語検索を行っている場合は,データベースを回復したあとに,プライマリノードのhadb01でadbsyndictコマンドを実行し,同義語辞書ファイルの同期を取ってください。同義語辞書ファイルの同期を取る方法については,「18.28.5 同義語辞書ファイルの同期を取る」を参照してください。