17.2.2 全HADBユーザの情報の取得
データベースを再作成する際にHADBユーザも再作成するため,DBA権限を持っているHADBユーザでディクショナリ表を検索し,全HADBユーザの情報を取得しておいてください。
SELECT "USER_NAME","DBA_PRIVILEGE","CONNECT_PRIVILEGE","SCHEMA_PRIVILEGE", "AUDIT_ADMIN_PRIVILEGE","AUDIT_VIEWER_PRIVILEGE", "CRYPTO_ADMIN_PRIVILEGE","AUTHENTICATION_TYPE" FROM "MASTER"."SQL_USERS"
上記のSELECT文を実行すると,全HADBユーザの認可識別子とそのHADBユーザが持っている権限の一覧が出力されます。
上記のSELECT文の実行結果の各列に出力される情報を説明します。
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USER_NAME列
HADBユーザの認可識別子が出力されます。
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DBA_PRIVILEGE列
'Y'が出力されている場合は,そのHADBユーザはDBA権限を持っています。'N'が出力されている場合は,DBA権限を持っていません。
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CONNECT_PRIVILEGE列
'Y'が出力されている場合は,そのHADBユーザはCONNECT権限を持っています。'N'が出力されている場合は,CONNECT権限を持っていません。
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SCHEMA_PRIVILEGE列
'Y'が出力されている場合は,そのHADBユーザはスキーマ定義権限を持っています。'N'が出力されている場合は,スキーマ定義権限を持っていません。
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AUDIT_ADMIN_PRIVILEGE列
'Y'が出力されている場合は,そのHADBユーザは監査管理権限を持っています。'N'が出力されている場合は,監査管理権限を持っていません。
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AUDIT_VIEWER_PRIVILEGE列
'Y'が出力されている場合は,そのHADBユーザは監査参照権限を持っています。'N'が出力されている場合は,監査参照権限を持っていません。
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CRYPTO_ADMIN_PRIVILEGE列
'Y'が出力されている場合は,そのHADBユーザは暗号管理権限を持っています。'N'が出力されている場合は,暗号管理権限を持っていません。
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AUTHENTICATION_TYPE列
HADBユーザのユーザ認証方式が出力されます。'DB'が出力されている場合は,そのHADBユーザはデータベース認証を使用しています。'PAM'が出力されている場合は,そのHADBユーザはPAM認証を使用しています。
- メモ
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HADBユーザのパスワードは取得できません。HADBユーザのパスワードは,後ほど実施するデータベースの再作成の際に新たに設定します。