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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


7.2.13 コマンドに関するオペランド(set形式)

[56] adb_cmd_dvbix_rthd_use = {FIXED|VARIABLE}

次のコマンドのB-treeインデクスの作成処理時に,B-treeインデクス作成用スレッド数の調整機能を有効にするかどうかを指定します。

  • adbimportコマンド

  • adbidxrebuildコマンド

  • adbmergechunkコマンド

B-treeインデクス作成用スレッド数の調整機能については,マニュアルHADB コマンドリファレンスadbimportコマンドのオプション機能B-treeインデクス作成用スレッド数の調整機能を参照してください。

  • FIXED

    B-treeインデクス作成用スレッド数の調整機能を有効にしません。

    この場合,使用可能な処理リアルスレッド数の上限でB-treeインデクスの作成処理を実行します。B-treeインデクスのデータ格納効率よりも,B-treeインデクスの作成処理時間の短縮を優先する場合に指定してください。

  • VARIABLE

    B-treeインデクス作成用スレッド数の調整機能を有効にします。

    データのサイズや件数などに応じて,B-treeインデクスの作成処理で使用する処理リアルスレッド数をHADBサーバが自動的に調整します。表に複数のB-treeインデクスが定義されている場合は,B-treeインデクスごとに使用する処理リアルスレッド数を調整します。B-treeインデクスの作成処理時間の短縮よりも,B-treeインデクスのデータ格納効率を優先する場合に指定してください。

このオペランドの指定値は,次のコマンドオプションのデフォルト値になります。

  • adbimportコマンドのadb_import_dvbix_rthd_useオプション

  • adbidxrebuildコマンドのadb_idxrebuild_dvbix_rthd_useオプション

  • adbmergechunkコマンドのadb_mergechunk_dvbix_rthd_useオプション

例えば,このオペランドにVARIABLEを指定した場合,adbimportコマンドのadb_import_dvbix_rthd_useオプションの指定を省略しても,adb_import_dvbix_rthd_useオプションにVARIABLEが指定されたとしてadbimportコマンドが実行されます。

[マルチノード機能]
  • ワーカーノードのHADBサーバには,このオペランドを指定する必要はありません。

  • HAモニタありのマルチノード構成の場合は,プライマリノードおよびセカンダリノードのHADBサーバでこのオペランドの指定値を同じにしてください。