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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


19.22.6 データ用DBエリアの削除

ここでは,クラウド環境でのデータ用DBエリアの削除手順を説明します。クラウドストレージ機能を使用しているかどうかによって手順が異なります。

〈この項の構成〉

(1) クラウドストレージ機能を使用している場合

実行系のHADBサーバでadbmodareaコマンドを実行してデータ用DBエリアを削除してください。DBエリア追加・変更オプションの指定例を次に示します。

(2) クラウドストレージ機能を使用していない場合

<ここの操作説明の前提条件>

図19‒7 クラウド環境でのコールドスタンバイ構成例(クラウドストレージ機能を使用しない場合)」で示すとおり,hadb01が実行系で,hadb02が待機系であるとします。

手順

  1. データ用DBエリアを削除する

    実行系のHADBサーバでadbmodareaコマンドを実行してデータ用DBエリアを削除してください。

    DBエリア追加・変更オプションの指定例を次に示します。

    • ADBUTBL02を削除する場合

      adbrmarea -n ADBUTBL02
    • ADBUIDX02を削除する場合

      adbrmarea -n ADBUIDX02
  2. DRBDのリソース管理ファイルを変更する

    DRBDのリソース管理ファイルから,削除するデータ用DBエリアのボリューム情報の記述を削除してください。実行系と待機系の両方で作業を実施してください。

    この操作は,OSのスーパユーザで実行してください。

  3. DRBDのリソースを再設定する

    実行系で,次のコマンドをOSのスーパユーザで実行してください。DRBDのリソース管理ファイルを変更したため,DRBDのリソースを再設定します。

    drbdadm adjust r0

    そのあとに,待機系で,次のコマンドをOSのスーパユーザで実行してください。

    drbdadm adjust r0