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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


18.31 更新行のカラム化機能の運用(マルチノード機能使用時)

更新行のカラム化機能の運用については,「11.19 更新行のカラム化機能の運用(カラムストア表の検索性能の維持)」を参照してください。ここでは,マルチノード機能使用時の留意事項について説明します。

HAモニタありのマルチノード構成の場合の留意事項
  • プライマリノードの切り替えが発生したあとも,更新行のカラム化機能の状態(有効または無効)は引き継がれます。

  • 更新行のカラム化機能の有効時にプライマリノードの切り替えが発生した場合,プライマリノードの切り替えが完了したあとにメンテナンス処理が実行されます。

  • 更新行のカラム化機能に関するエラーの対処をしないで,更新行のカラム化機能を有効な状態のままにしておくと,プライマリノードの切り替えが完了したあとに実行されるメンテナンス処理がエラーとなり,エラーメッセージが出力されます。

  • メンテナンス処理が24時間実行されない状態が続くと,KFAA51277-Iメッセージが出力されますが,プライマリノードの切り替えが発生すると,時間経過の監視がリセットされます。そのため,プライマリノードの切り替え後,メンテナンス処理が実行されない状態がさらに24時間続いたときにKFAA51277-Iメッセージが出力されます。

  • 更新行のカラム化機能で使用するファイルの入出力制御の開始処理はノードごとに実行されます。そのため,切り替え先のプライマリノードで,更新行のカラム化機能で使用するファイルの入出力制御の開始処理に失敗していた場合,プライマリノードの切り替えが完了したあとに実行されるメンテナンス処理がエラーになります。