17.2.6 監査証跡機能,同義語検索に関する情報の取得
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監査証跡機能を使用している場合
次の手順で監査証跡機能に関する情報を取得しておいてください。
手順
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adbaudittrail -dコマンドを実行して,監査証跡機能が有効かどうかを確認する
コマンドの実行結果のaudit欄にACTIVEまたはACTIVE(NO OUTPUT)が表示された場合,監査証跡機能が有効です。
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監査証跡機能が有効の場合,監査管理権限を持っているHADBユーザでディクショナリ表を検索し,監査対象を定義していたかどうかを確認する
SELECT COUNT(*) FROM "MASTER"."SQL_AUDITS"
上記のSELECT文の実行結果が0の場合,監査対象を定義していません。1以上の場合,監査対象を定義しています。
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同義語検索を行っている場合
次の手順で同義語検索に関する情報を取得しておいてください。
手順
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DBA権限を持っているHADBユーザでシステム表を検索する
SELECT "SYNONYM_DICTIONARY_NAME","CORRECTION_RULE","SYNONYM_DICTIONARY_COMMENT" FROM "MASTER"."STATUS_SYNONYM_DICTIONARIES"
上記のSELECT文の実行結果が1行以上の場合,次の手順に進んでください。0行の場合は,2.以降の作業は不要です。
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同義語一覧定義ファイルを作成する
1.で取得した同義語辞書名(SYNONYM_DICTIONARY_NAME)を使用して,同義語一覧定義ファイルを作成してください。作成方法については,「11.17.14 同義語一覧定義ファイルを再作成する(同義語一覧定義ファイルを紛失した場合)」を参照してください。
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辞書情報登録ファイルがない場合,辞書情報登録ファイルを作成する
1.で取得した同義語辞書名(SYNONYM_DICTIONARY_NAME),表記ゆれ補正オプション(CORRECTION_RULE),およびコメント(SYNONYM_DICTIONARY_COMMENT)と,2.で作成した同義語一覧定義ファイルを使用して,辞書情報登録ファイルを作成してください。作成方法については,「11.17.1 同義語検索を行うための準備をする」の「(8) 辞書情報登録ファイルを作成する」を参照してください。
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- メモ
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ここで取得した情報は,後ほどの作業で必要になります。