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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


11.6.1 HADBユーザを作成する方法

HADBユーザは,定義系SQLのCREATE USER文で作成します。

DBA権限およびCONNECT権限を持っているHADBユーザが,CREATE USER文を実行してください。

メモ

データベース認証を使用するHADBユーザを作成する場合と,PAM認証を使用するHADBユーザを作成する場合とで,CREATE USER文の指定が異なります。

HADBユーザを作成する例を次に示します。

例1(データベース認証を使用するHADBユーザを作成する場合)

データベース認証を使用するHADBユーザを作成します。

CREATE USER "ADBUSER02" IDENTIFIED BY '#HelloHADB_02'

上記のCREATE USER文を実行すると,次に示す認可識別子(ユーザID)とパスワードのHADBユーザが作成されます。

  • 認可識別子:ADBUSER02

  • パスワード:#HelloHADB_02

なお,HADBユーザを作成する場合に指定するパスワードの文字数ですが,最低8文字以上とすることを推奨します。

HADBユーザの認可識別子およびパスワードの指定規則については,「9.4.2 認可識別子の指定規則」および「9.4.3 パスワードの指定規則」を参照してください。

例2(PAM認証を使用するHADBユーザを作成する場合)

PAM認証を使用するHADBユーザを作成します。

CREATE USER "OSUSER01" IDENTIFIED WITH PAM

下線部分には,外部ユーザ名(OSユーザ名LDAPユーザ名などを指定します。

上記のCREATE USER文を実行すると,認可識別子がOSUSER01のHADBユーザが作成されます。

重要

成したHADBユーザには,権限は付与されていません。「11.8.1 HADBユーザにユーザ権限とスキーマ操作権限を付与する方法」を参照して,必要な権限を付与してください。