Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


7.2.12 PAM認証に関するオペランド(set形式)

[54] adb_auth_passwd_privkey_path = パスワードの復号に使用する秘密鍵ファイルのパス名

〜〈OSパス名〉((2〜510バイト))

パスワードの復号に使用する秘密鍵ファイル名を絶対パスで指定します。PAM認証を使用する場合,基本的にはこのオペランドを指定してください。このオペランドを指定しないと,PAM認証で使用するパスワードが暗号化されません。HADBクライアントからHADBサーバにパスワードが平文の状態で送信されます。

PAM認証については,「2.6.2 PAM認証」を参照してください。

重要

このオペランドを指定する場合は,次の2つのオペランドも一緒に指定してください。また,このオペランドを省略した場合は,次の2つのオペランドも省略してください。

  • サーバ定義のadb_cmd_passwd_pubkey_pathオペランド

  • クライアント定義のadb_clt_passwd_pubkey_pathオペランド

[マルチノード機能]
  • HAモニタありのマルチノード構成の場合

    プライマリノードおよびセカンダリノードにこのオペランドを指定してください。各ノードで秘密鍵ファイルのパス名が異なっていても問題はありませんが,同じ秘密鍵ファイルを指定してください。

    なお,ワーカーノードには,このオペランドを指定する必要はありません。

  • HAモニタなしのマルチノード構成の場合

    プライマリノードにだけこのオペランドを指定してください。ワーカーノードには,このオペランドを指定する必要はありません。

[55] adb_cmd_passwd_pubkey_path = コマンド実行時に指定したパスワードの暗号化に使用する公開鍵ファイルのパス名

〜〈OSパス名〉((2〜510バイト))

コマンドの実行時に指定するパスワードの暗号化に使用する公開鍵ファイル名を絶対パスで指定します。PAM認証を使用する場合,基本的にはこのオペランドを指定してください。

重要

このオペランドを指定する場合は,次の2つのオペランドも一緒に指定してください。また,このオペランドを省略した場合は,次の2つのオペランドも省略してください。

  • サーバ定義のadb_auth_passwd_privkey_pathオペランド

  • クライアント定義のadb_clt_passwd_pubkey_pathオペランド

[マルチノード機能]

全ノードにこのオペランドを指定してください。各ノードで公開鍵ファイルのパス名が異なっていても問題はありませんが,同じ公開鍵ファイルを指定してください。