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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


2.20.6 マルチノード構成からのワーカーノードの削除と追加

ワーカーノードでノード障害が発生してHADBサーバが異常終了した場合,そのワーカーノードはマルチノード構成から削除されます。障害を対策したあとに,そのワーカーノードをマルチノード構成に再び追加することができます。

重要

HAモニタありのマルチノード構成およびHAモニタなしのマルチノード構成のどちらでも,マルチノード構成からのワーカーノードの削除と追加は実行できます。

マルチノード構成からのワーカーノードの削除と追加を次の図に示します。

図2‒78 マルチノード構成からのワーカーノードの削除と追加

[図データ]

上記は,HAモニタありのマルチノード構成のシステム構成例です。HAモニタなしのマルチノード構成の場合は,HAモニタを無視して,セカンダリノードをワーカーノードに読み替えてください。

[説明]
  1. HADBサーバが異常終了したワーカーノードはマルチノード構成から削除されます。ワーカーノードで実行中のSQL文はエラーになり,トランザクションを実行していたAPは,HADBサーバから切り離されます。

    残った4つのノードで業務は継続されます。

  2. 障害を対策したあとに,ワーカーノードをマルチノード構成に再び追加します。

メモ
  • HADBサーバが異常終了したワーカーノードで実行していたトランザクションのロールバックが,プライマリノードで実行されます。

  • ワーカーノードはHAモニタの管理対象外のため,マルチノード構成からのワーカーノードの削除と追加はHADBによって制御されます。