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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


18.6.2 adbsqlコマンドの実行方法

DockerおよびKubernetesを使用してadbsqlコマンドを実行する手順を示します。adbsqlコマンドを使用してHADBサーバに接続するには,HADBクライアント利用コンテナのシェルを取得しす。

手順

  1. HADBクライアント利用コンテナのシェルを取得する

    次のコマンドを実行してください。

    ■コマンドの実行例

    kubectl exec -it hadb-client-6fbb9fbb97-4xvkr /bin/bash

    [説明]

    次のとおりに指定してください。

    • Pod名(ここではhadb-client-6fbb9fbb97-4xvkr

      kubectl get podsコマンドで取得した,HADBクライアント利用コンテナが配置されているPodの名前を指定してください。

    • シェル(ここでは/bin/bash

      引数を指定する場合は,指定するシェルの前にダブルダッシュ(--)を指定してください。

      ■コマンドの実行例

      kubectl exec -it hadb-client-6fbb9fbb97-4xvkr -- /bin/bash -l
    メモ

    手順1.のコマンドを実行すると,HADBクライアント利用コンテナのシェルプロンプトが表示されます。これ以降は,通常のLinuxと同じようにHADBクライアントを使用できます。

  2. コマンドを実行する

    adbsqlコマンドを使用する例を次に示します。

    ■コマンドの実行例

    [adbuser@hadb-client-6fbb9fbb97-4xvkr ~]$ adbsql
      USER-ID ?
    ADBUSER
      PASSWORD ?
    COMMAND ?     +----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+
    SELECT * FROM MASTER.SQL_TABLES;
    .
    .
    .

    [説明]

    下線部分は,コンテナ内のシェルプロンプトです。表示内容は実行環境によって異なります。3行目の「ADBUSER」は,HADBサーバに接続する際のユーザの認可識別子です。使用するデータベースによって異なります。

    adbsqlコマンドの詳しい使い方については,マニュアルHADB コマンドリファレンスadbsql(SQLの実行)を参照してください。

  3. HADBクライアント利用コンテナのシェルを終了する

    コンテナ内のシェルプロンプトでexitを入力してください。