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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


17.2.2 サーバ構成

図17‒1 コールドスタンバイ構成でのシステム構成例」で示す構成例の場合,2つの系(hadb01およびhadb02)から構成されています。実行系はhadb01,待機系はhadb02になります。

コールドスタンバイ構成の場合,実行系と待機系のサーバマシンの性能(CPU,メモリサイズなど)は同一である必要はありません。ただし,サーバマシンの性能が異なる場合,系が切り替わったあとにSQL文の処理性能に差異が発生するおそれがあります。そのため,できる限り実行系と待機系のマシン性能を同じにすることを推奨します。

また,コールドスタンバイ構成では,HAモニタの系切り替え機能を使用します。系を切り替える際の共有ディスクのデータの保護方法には,次のどちらかを選択してください。推奨する方法は,系のリセットです。

各系のサーバマシンに障害管理プロセサ(「図17‒1 コールドスタンバイ構成でのシステム構成例」のSVP)がある場合は,推奨する系のリセットを使用してください。

障害管理プロセサは,使用するマシンの機種によって,SVP,BMC,または管理サーバのように名称が異なります。系のリセット,障害管理プロセサ,共有ディスクのSCSIリザーブについては,マニュアルHAモニタ Linux(R)(x86)編の次の個所を参照してください。