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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


16.9.7 SQLメインノードとSQLサブノードを確認する場合

SQLパラレル実行機能を適用した検索系SQLを実行した際に,SQLメインノードおよびSQLサブノードがどのノードに割り当てられたのかを確認したい場合は,次に示す手順でノードを特定してください。手順は,4つのノード(hadb01hadb02hadb03hadb04)から構成されるマルチノード構成を例にして説明します。

手順

  1. adbls -d cnctコマンドを実行する

    HADBサーバに接続しているコネクションの状態が表示されます。

    CID  CNUMBER  CONNECT_TIME         PROGRAM  C-PID      IP-ADDRESS          STATUS
    1    1        2022-01-01 00:00:00  HADB     12345      (10.196.108.111 )   STARTED 
    
    TRN_ISO_LV      ACCESS_MODE  CONNECTION_INFORMATION            NODE_NO  CLIENT_TYPE
    READ_COMMITTED  READ_ONLY    000010000000001-0000000000000000  4        AP(JDBC)
    
    CLIENT_GROUP SQL_ELAPSED_TIME

    NODE_NOにSQLメインノードのノード番号が表示されます。この例では,SQLメインノードのノード番号は4になります。

  2. adbls -d nodeコマンドを実行する

    NODE_NO NODE_TYPE SVID       IP-ADDRESS        STATUS   START_TIME
    1       PRIMARY   11111      (172.16.0.11    ) ACTIVE   2022-01-01 00:00:00
    2       SECONDARY 22222      (172.16.0.12    ) ACTIVE   2022-01-01 00:00:00
    3       SECONDARY 33333      (172.16.0.13    ) ACTIVE   2022-01-01 00:00:00
    4       WORKER    44444      (172.16.0.14    ) ACTIVE   2022-01-01 00:00:00

    ノード番号が4のノードは,ワーカーノードになります。このワーカーノードがSQLメインノードです。

  3. SQLメインノードのノードでadbls -d prlコマンドを実行する

    CNUMBER    SQL_ID              NODE_NO SQL_NODE_TYPE
    1          2                   4       MAIN
    1          2                   2       SUB
    1          2                   3       SUB

    NODE_NOに,SQLメインノードおよびSQLサブノードのノード番号が表示されます。この例では,SQLサブノードのノード番号は,2と3になります。

  4. adbls -d nodeコマンドを実行する

    NODE_NO NODE_TYPE SVID       IP-ADDRESS        STATUS   START_TIME
    1       PRIMARY   11111      (172.16.0.11    ) ACTIVE   2022-01-01 00:00:00
    2       SECONDARY 22222      (172.16.0.12    ) ACTIVE   2022-01-01 00:00:00
    3       SECONDARY 33333      (172.16.0.13    ) ACTIVE   2022-01-01 00:00:00
    4       WORKER    44444      (172.16.0.14    ) ACTIVE   2022-01-01 00:00:00

    ノード番号が2,3のノードは,両方ともセカンダリノードになります。このセカンダリノードがSQLサブノードです。

メモ

adbls -d cnctコマンド,adbls -d nodeコマンド,およびadbls -d prlコマンドについては,マニュアルHADB コマンドリファレンスadbls -d cnct(コネクションの状態表示)adbls -d node(各ノードのHADBサーバの状態表示),およびadbls -d prl(SQLパラレル実行機能の情報表示)を参照してください。