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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


15.1.4 クライアントマシンで使用中の通信ポート数を確認する方法

APからキャンセル要求を頻繁に実行した場合,APを実行しているクライアントマシンの通信ポートが不足することがあります。SQL文のキャンセル処理の遅延や,APがHADBサーバに接続できないなどの現象が発生した場合は,通信ポートが不足しているおそれがあります。使用中の通信ポートのおおよその数は,ssコマンドやnetstatコマンドなどのOSのコマンドで確認できます。

メモ

ここでは,RHEL 7でのssコマンド,Windows 10でのnetstatコマンドを例に説明しています。RHEL 7またはWindows 10以外のOSを使用している場合は,コマンドの仕様が下記の例とは異なることがあります。そのため,下記の例のとおりにコマンドを実行しても誤動作してしまいます。例えば,下記で説明しているssコマンドをRHEL 6で実行した場合,出力フォーマットが異なるため,下記のコマンド例の実行結果は期待した結果になりません。したがって,RHEL 7またはWindows 10以外のOSを使用している場合は,そのOSで実行できるコマンドや引数をOSのマニュアルで確認したあとにコマンドを実行してください。

メモ

HADBクライアントでは,HADBサーバのadbinfogetコマンドのようにトラブルシュート情報を自動的に取得する機能をサポートしていません。そのため,上記の方法で使用中の通信ポート数を確認してください。