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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


12.5.1 監査証跡の出力先ディレクトリを作成したディスクが満杯になった場合の対処方法

監査証跡の出力先ディレクトリを作成したディスクが満杯になった場合の対処方法について説明します。

監査証跡の出力先ディレクトリを作成したディスクが満杯になった場合,KFAA51404-Eメッセージの変数aa....aaThe audit trail file disk is fullが表示されます。HADBサーバが稼働しているかどうかによって,対処方法が異なります。

■HADBサーバが異常終了している場合

次に示す3つの対処方法から1つを選択して,ディスクの空き容量を確保してください。そのあとで,adbstartコマンドでHADBサーバを開始してください。

■HADBサーバが稼働している場合

次に示す3つの対処方法のうち,1.または2.を選択して,ディスクの空き容量を確保してください。HADBサーバが稼働している状態で対処できます。

なお,3.を実施したい場合は,adbstopコマンドでHADBサーバを終了する必要があります。HADBサーバの終了後に,3.を実施してディスクの空き容量を確保してください。そのあとで,adbstartコマンドでHADBサーバを開始してください。

対処方法

  1. 監査証跡の出力先ディレクトリに存在する現用以外の監査証跡ファイルを,監査証跡の保存先ディレクトリに移動させる

  2. 監査証跡の出力先ディレクトリを作成したディスクに存在する,不要なファイルを削除する

  3. 監査証跡の出力先ディレクトリを作成したディスクの容量を大きくして,ディスクの空き容量を増やす