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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


12.2.1 HADBサーバの正常終了

監査証跡機能の環境設定は,HADBサーバが正常終了している状態で実施する必要があります。

HADBサーバを正常終了するために,HADB管理者はadbstopコマンドを実行してください。

すでにHADBサーバが終了している場合は,次に示す手順でHADBサーバが正常終了していることを確認してください。

  1. adbls -d srvコマンドを実行する

    出力項目STATUSに出力されるHADBサーバの状態が,"STOP"であることを確認してください。

    "STOP"である場合は,手順2.または手順3.のどちらかに進んでください。

  2. サーバメッセージログファイルを確認する

    サーバメッセージログファイル($ADBDIR/spool/adbmessageXX.log)を開き,KFAA91154-Iメッセージに出力されている終了モードが,"normally"であることを確認してください。

    注※

    XXは通番であり,0104のどれかになります。

  3. syslogを確認する

    syslogを開き,KFAA91154-Iメッセージに出力されている終了モードが,"normally"であることを確認してください。

手順1.の確認結果が"STOP"であり,かつ手順2.または手順3.の確認結果が"normally"である場合は,HADBサーバは正常終了しています。

もし,HADBサーバが正常終了していない場合は,adbstartコマンドでHADBサーバを開始したあとで,adbstopコマンドで正常終了してください。