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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


11.15.2 データの検索方法

SELECT文にADB_CSVREAD関数を指定して,CSVファイル中のデータを検索します。

(例)

GZIP形式で圧縮した次のCSVファイル中のデータを検索します。

  • /dir/file1.csv.gz

  • /dir/file2.csv.gz

  • /dir/file3.csv.gz

SELECT * FROM TABLE(ADB_CSVREAD(
              MULTISET['/dir/file1.csv.gz','/dir/file2.csv.gz','/dir/file3.csv.gz'],
             'COMPRESSION_FORMAT=GZIP;
              FIELD_NUM=1,2;
              ENCLOSING_CHAR=";
              DELIMITER_CHAR=,;'))
         AS "T1" ("C1" INTEGER, "C2" VARCHAR(32))
[説明]

ADB_CSVREAD関数の引数MULTISET(下線部分)に,CSVファイルの絶対パス名を指定します。そのほかの引数や,ADB_CSVREAD関数の指定方法については,マニュアルHADB SQLリファレンス構成要素システム定義関数ADB_CSVREAD関数を参照してください。

重要

ADB_CSVREAD関数を指定したSQL文の実行時,HADBサーバはCSVファイルをオープンし,CSVファイル中のデータを読み込みます。そのため,SQL文の実行中は,CSVファイルを編集しないでください。

メモ
  • CSVファイル中のデータを読み込む際,1つのCSVファイルに対して1つの処理リアルスレッドが割り当てられます。

  • ADB_CSVREAD関数中に指定するCSVファイルを,表副問合せを使用して指定することもできます。詳細については,マニュアルHADB SQLリファレンス構成要素システム定義関数ADB_CSVREAD関数を参照してください。