11.10.7 データ用DBエリアの使用率を監視する方法
データ用DBエリアの使用率を監視することができます。サーバ定義のadb_dbarea_wrn_pnt_use_rateオペランドを指定すると,データ用DBエリアの使用率がこのオペランドの指定値に達したときに,警告メッセージKFAA41230-Wがメッセージログファイルに出力されます。
(例)
set adb_dbarea_wrn_pnt_use_rate = 30,60,90
この場合,データ用DBエリアの使用率が30%,60%,90%に達したときに,KFAA41230-Wメッセージが出力されます。
- 重要
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レギュラーファイルで構成されているデータ用DBエリアは,使用率の監視対象にはなりません。
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データ用DBエリア以外のDBエリア(ディクショナリ用DBエリアなど)は,使用率の監視対象にはなりません。
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- ■監視対象から外したいデータ用DBエリアがある場合
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adb_dbarea_wrn_pnt_use_rateオペランドを指定すると,ブロックスペシャルファイルで構成されているすべてのデータ用DBエリアが使用率の監視対象になります。この場合,KFAA41230-Wメッセージが頻繁に出力されることがあります。出力されるKFAA41230-Wメッセージの量を減らしたい場合は,サーバ定義のadb_dbarea_wrn_pnt_except_nameオペランドを指定してください。このオペランドには,使用率の監視対象から外したいデータ用DBエリアを指定します。このオペランドに指定したデータ用DBエリアの使用率が,adb_dbarea_wrn_pnt_use_rateオペランドの指定値に達しても,KFAA41230-Wメッセージは出力されません。
- メモ
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データ用DBエリアの使用率は,新規にセグメントが確保されて割り当てられるときに計算されます。このとき,データ用DBエリアの使用率がadb_dbarea_wrn_pnt_use_rateオペランドの指定値に達したときに,KFAA41230-Wメッセージが出力されます。