Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


11.2.9 無効化されたビュー表を削除する方法

無効化されたビュー表が不要な場合は,次に示す手順でビュー表を削除してください。

例題

HADBユーザADBUSER01が定義したビュー表のうち,無効化されているビュー表を削除します。

手順

  1. 無効化されているビュー表の一覧を取得する

    ディクショナリ表を検索すると,無効化されているビュー表の一覧を取得できます。ディクショナリ表の検索例については,「11.2.7 ビュー表が無効化されているかどうかを確認する方法」の「例題2」を参照してください。

  2. 無効化されているビュー表をDROP VIEW文で削除する

    DROP VIEW "CUSTOMER30s"
    DROP VIEW "CUSTOMER40s"
    DROP VIEW "CUSTOMER50s"

    無効化されているすべてのビュー表に対してDROP VIEW文を実行します。

■削除するビュー表が多数ある場合

ビューレベルが最も小さいビュー表を削除すると,削除するビュー表に依存し,無効化されているすべてのビュー表を一括削除できます。

(例)

DROP VIEW "CUSTOMER30s" CASCADE

上記のように削除動作にCASCADEを指定すると,CUSTOMER30sに依存するすべてのビュー表(無効化されているすべてのビュー表)を削除できます。

無効化されているビュー表のうち,ビューレベルが最も小さいビュー表を調べるには,次に示すSELECT文を実行します。下線部分には,スキーマ名を指定します。

SELECT "TABLE_NAME","VIEW_LEVEL" FROM "MASTER"."SQL_VIEWS"
    WHERE "TABLE_SCHEMA"='ADBUSER01' AND IS_INVALID = 'Y'
    ORDER BY "VIEW_LEVEL"

検索結果

TABLE_NAME  VIEW_LEVEL
----------- ----------
CUSTOMER30s 3
CUSTOMER40s 4
    :       :

検索結果の1行目に表示されているビュー表(CUSTOMER30s)が,ビューレベルが最も小さいビュー表です。