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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


10.4.1 メッセージの出力先

HADBサーバのメッセージは,標準出力,標準エラー出力,サーバメッセージログファイル,およびsyslogに出力されます。メッセージの種別によって出力先が異なります。それぞれの出力先と出力されるメッセージの種別について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 標準出力

コンソールの標準出力にメッセージが出力されます。出力されるメッセージは,インフォメーションメッセージおよび応答メッセージになります。

(2) 標準エラー出力

コンソールの標準エラー出力にメッセージが出力されます。出力されるメッセージは,エラーメッセージおよび警告メッセージになります。

(3) サーバメッセージログファイル

HADBサーバが出力するメッセージは,サーバディレクトリ下に作成されるファイルにメッセージログとして格納されます。このファイルをサーバメッセージログファイルといいます。

出力されるメッセージは,HADBサーバのすべてのメッセージになります。

サーバメッセージログファイルは,HADBサーバに4つ作成されます。作成されるサーバメッセージログファイルのファイルサイズの最大容量は,環境変数ADBMSGLOGSIZEで指定できます。

なお,サーバメッセージログファイルには,HADBクライアントが出力するメッセージは格納されません。

メモ
クライアントメッセージログファイル

HADBクライアントが出力するメッセージは,クライアントディレクトリ下に作成されるファイルにメッセージログとして格納されます。このファイルをクライアントメッセージログファイルといいます。

クライアントメッセージログファイルは,HADBクライアントに4つ作成されます。作成されるクライアントメッセージログファイルのファイルサイズの最大容量は,環境変数ADBMSGLOGSIZEで指定できます。

(4) syslog

syslogにメッセージが出力されます。syslogに出力されるメッセージの種別は,HADBサーバの環境変数ADBSYSLOGLVで指定できます。