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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


8.9 一時的にHADBサーバのバージョンアップとバージョンダウンを行う方法(動作確認テスト用)

ここでは,アプリケーションなどの動作確認テストのために,一時的にHADBサーバをバージョンアップし,動作確認テスト完了後に元のバージョンに戻す方法について説明します。

動作確認テスト時にデータベースを更新するかどうかによって,作業手順が異なります。

これ以降の「8.9.1 バージョンアップ前に実施すること(動作確認テスト用)」~「8.9.5 バージョンダウン後に実施すること(動作確認テスト用)」では,動作確認テストにデータベースの更新を含まない場合の手順について説明しています。動作確認テストにデータベースの更新を含まない場合は,各手順に従って,HADBサーバのバージョンアップ,および旧バージョンへのバージョンダウンを実施してください。

動作確認テストにデータベースの更新を含む場合は,次に示す手順に従ってください。

■動作確認テストにデータベースの更新を含む場合

次に示す手順で,HADBサーバのバージョンアップ,および旧バージョンへのバージョンダウンを実施してください。

  1. HADBサーバをバージョンアップする

    次の各手順に従ってください。なお,データベースのバックアップを取得する際には,必ずフルバックアップを取得してください。

  2. 動作確認テストを実施する

  3. HADBサーバを旧バージョンに戻す

    8.7.1 旧バージョンのデータベースのバックアップを使用する場合」の手順に従ってください。

注※

次に示すSQL文またはコマンドを実行すると,データベースが更新されます。

  • 更新系SQL

  • 定義系SQL

  • adbimportコマンド

  • adbidxrebuildコマンド

  • adbgetcstコマンド

  • adbmodareaコマンド

  • adbmergechunkコマンド

  • adbchgchunkcommentコマンド

  • adbchgchunkstatusコマンド

  • adbreorgsystemdataコマンド

  • adbarchivechunkコマンド

  • adbunarchivechunkコマンド

  • adbsyndictコマンド

また,更新行のカラム化機能を有効にしている場合も,データベースが更新されます。更新行のカラム化機能については,「11.18 更新行のカラム化機能の運用(カラムストア表の検索性能の維持)」を参照してください。

〈この節の構成〉