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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


6.22.1 adbmergechunkコマンド実行時に増加するデータ量の見積もり

マージチャンク処理の対象表にインデクスを定義している場合,adbmergechunkコマンドの実行中,およびadbmergechunkコマンドの中断時に,インデクスのデータ量が増加します。

そのため,adbmergechunkコマンドを実行する場合は,「5.8.3 B-treeインデクスのセグメントごとの格納ページ数の求め方」,「5.8.5 テキストインデクスのセグメントごとの格納ページ数の求め方」および「5.8.6 レンジインデクスを格納するセグメント数の求め方」で見積もった値に,マージ先チャンクのインデクス再作成に必要なデータ量を加算してください。インデクス再作成時に必要なデータ量については,マージ元チャンクのインデクスのデータ量の合計値と同等と仮定して計算してください。

adbmergechunkコマンド実行時にインデクスのデータ量が増加する理由については,「11.4.9 チャンクをマージする方法(チャンク数を減らす方法)」の「(3) adbmergechunkコマンドによるチャンクのマージ」のメモを参照してください。