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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


5.4.5 ワード検索用のテキストインデクスの指定(TEXT WORDCONTEXT)

ワード検索を行う場合は,ワード検索用のテキストインデクスを定義してください。ワード検索については,「2.17.4 ワード検索」を参照してください。

また,ワード検索用のテキストインデクスを定義すると,スカラ関数CONTAINSを指定してワード検索を行う場合に読み込むページ数を少なくすることができます。その分,表の検索性能を向上させることができます。

ワード検索用のテキストインデクスを定義する場合は,CREATE INDEX文のINDEXTYPETEXT WORDCONTEXTを指定します。TEXT WORDCONTEXTの指定を,テキストインデクスワード検索指定といいます。

メモ

ワード検索用のテキストインデクスを定義する場合は,DELIMITER(テキストインデクス区切り文字指定)も指定する必要があります。DELIMITERについては,「5.4.6 ワード検索時の区切り文字の選択(DELIMITER)」を参照してください。

重要

1~2文字のような短い文字列を指定してワード検索の前方一致検索を行う場合は,ワード検索用のテキストインデクスを定義しないでください。ワード検索用のテキストインデクスを使用しても,データの検索範囲を絞り込めないため,検索性能が低下します。1~2文字のような短い文字列を指定して前方一致検索を行いたい場合は,ワード検索以外の検索を行うようにしてください。

なお,ワード検索用のテキストインデクスは,通常のテキストインデクスに比べて,インデクスデータの容量が増加します。そのため,テキストインデクスを定義する前に,インデクスデータの容量を求めて,問題がないことを確認してください。詳細については,「5.8.5 テキストインデクスのセグメントごとの格納ページ数の求め方」を参照してください。

ワード検索用のテキストインデクスは,通常のテキストインデクスとしても使用できます。