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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


3.9.1 データの格納前に準備すること

表にデータを格納する前の準備作業として,サンプルデータの格納先を示したテキストファイル(入力データパスファイル)を作成します。

入力データパスファイルの詳細を次の図に示します。

図3‒4 入力データパスファイルの詳細

[図データ]

ここでは,viコマンドを使用して入力データパスファイルを作成する方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 入力データパスファイルを作成する

  1. 入力データパスファイルを作成します。

    HADB管理者(adbmanager)で次に示すOSのコマンドを入力して,[Enter]キーを押してください。ここでは,adbmanagerのホームディレクトリ下にファイル名「path.txt」として作成します。

    vi /home/adbmanager/path.txt
  2. サンプルデータの格納先を入力します。

    [I]キーを押してから,次に示す絶対パスを入力してください。この絶対パスが,サンプルデータの格納先になります。

    /home/adbmanager/server/sample/SAMPLE.txt
  3. 入力データパスファイルの作成を終了します。

    [Esc]キーを押してから,次に示すコマンドを入力して,[Enter]キーを押してください。

    :wq

    これで,入力データパスファイルが作成されます。

(2) 作成した入力データパスファイルを確認する

viコマンドで入力データパスファイルが作成されているかどうかを確認するため,次に示すOSのコマンドを入力して,[Enter]キーを押してください。

ls /home/adbmanager/path.txt

lsコマンドで指定したファイルが作成されているかどうかを確認できます。実行結果の例を次に示します。

■実行結果の例
/home/adbmanager/path.txt

入力データパスファイルが作成されていることを確認できたら,入力データパスファイルの作成は完了です。

(3) 関連項目

マニュアルHADB コマンドリファレンスadbimport(データのインポート)