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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


2.15.4 データの伸長(アーカイブ状態の解除)

アーカイブされているデータは,更新または削除することができません。そのため,アーカイブされているデータを更新または削除する必要が生じた場合は,アーカイブされているデータを伸長(アンアーカイブ)する必要があります。また,アーカイブされているデータの参照頻度が増えてきた場合も,アーカイブされているデータのアンアーカイブを検討してください。

チャンクアーカイブ機能を使用したデータのアンアーカイブを次の図に示します。

図2‒56 チャンクアーカイブ機能を使用したデータのアンアーカイブ

[図データ]

[説明]

上記の図では,チャンク2のデータをアンアーカイブしています。

  1. アーカイブファイルに格納されているデータがチャンク2に格納されます。このとき,インデクスも作成されます。

  2. チャンク内にデータが格納され,インデクスも作成されると,アーカイブファイルは削除されます。

この一連の処理をチャンクのアンアーカイブといいます。チャンクをアンアーカイブするには,adbunarchivechunkコマンドを実行します。

メモ

データの格納処理とインデクスの作成処理は,adbimportコマンドのデータインポート処理で実行されています。