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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


2.14.1 バックグラウンドインポートとは

HADBでは,データ検索とデータインポートの同時実行を実現するために,バックグラウンドインポート機能をサポートしています。

バックグラウンドインポート機能を適用してデータインポートを実行することで,同一表に対してデータの検索処理とデータの格納処理を同時に実行できるようになります。

バックグラウンドインポートの概要について,次の図に示します。

図2‒41 バックグラウンドインポートの概要

[図データ]

[説明]

T1に格納されたデータの検索処理と,表T1に対するバックグラウンドインポートによるデータの格納処理を,同時に実行できます。

なお,バックグラウンドインポート中のデータは,データの格納処理が完了したあとで検索できるようになります。

メモ

データの検索と,大量データの格納を同時実行したい場合に,バックグラウンドインポート機能を使用することを推奨します。データの検索と,少量データの格納を同時実行したい場合は,データの格納効率を低下させないために,バックグラウンドインポート機能ではなく,SQL文(INSERT文)を使用することを検討してください。詳細については,「5.2.4 マルチチャンク表を定義する場合の考慮点」を参照してください。