2.9.5 トランザクションアクセスモード
トランザクションアクセスモードは,トランザクションで実行するSQL文を制御する際に使用します。HADBでは,次に示すトランザクションアクセスモードをサポートしています。
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読み書き可能モード
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読み取り専用モード
- メモ
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トランザクションアクセスモードは,クライアント定義adb_clt_trn_access_modeオペランド,およびコネクション属性で指定できます。クライアント定義およびコネクション属性については,マニュアルHADB AP開発ガイドを参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) 読み書き可能モード
トランザクションアクセスモードが読み書き可能モードの場合に,トランザクションを開始すると,そのトランザクションは読み書き可能トランザクション(read/write transaction)となります。
読み書き可能トランザクションでは,すべてのSQL文が実行できます。
(2) 読み取り専用モード
トランザクションアクセスモードが読み取り専用モードの場合に,トランザクションを開始すると,そのトランザクションは読み取り専用トランザクション(read-only transaction)となります。
読み取り専用トランザクションでは,定義系SQL文および更新系SQL文は実行できません。
読み取り専用トランザクションで実行できるSQL文を次に示します。
- ■読み取り専用トランザクションで実行できるSQL文
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SELECT文
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