Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


2.4.2 DBエリアの種類

DBエリアは用途によって分類されます。DBエリアの種類を次の表に示します。

表2‒4 DBエリアの種類

項番

DBエリアの種類

説明

1

データ用DBエリア

表およびインデクスを格納するDBエリアです。

2

作業表用DBエリア

SQLの実行時にHADBが作成する作業表を格納するDBエリアです。

作業表については,マニュアルHADB AP開発ガイドAPの性能向上に関する設計作業表が作成されるSQLを実行する際の考慮点作業表の種類を参照してください。

3

マスタディレクトリ用DBエリア

システムの内部情報を格納するDBエリアです。

4

ディクショナリ用DBエリア

ディクショナリ表(実表),およびディクショナリ表(実表)のB-treeインデクスを格納するDBエリアです。

5

システム表用DBエリア

システム表(実表),およびシステム表(実表)のB-treeインデクスを格納するDBエリアです。

データ用DBエリア以外のDBエリアは,HADBによって自動的に作成されます。

ディクショナリ表とは

ディクショナリ表とは,実表,ビュー表,B-treeインデクス,テキストインデクスおよびレンジインデクスの定義情報や,DBエリアの情報が格納されている表のことです。

ディクショナリ表には,実表とビュー表の2種類があります。詳細については,「付録B.1 ディクショナリ表の概要」を参照してください。

システム表とは

システム表とは,実表,B-treeインデクス,およびテキストインデクスに関するコスト情報や,マルチチャンク表のチャンク情報が格納されている表のことです。

システム表には,実表とビュー表の2種類があります。詳細については,「付録C.1 システム表の概要」を参照してください。