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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


1.2.2 ペタバイトやエクサバイト単位の大規模データベースを構築できる

HADBを使用することで,ペタバイトやエクサバイトといった単位の膨大なデータを管理するデータベースを構築できます。

大規模なデータを管理する場合,データを分割して別々の領域に格納する方法が一般的です。しかし,この方法ではデータ量が増えた場合,データを分割して格納し直す必要があります。また,データを分割格納したことに伴うオーバーヘッドが発生します。

HADBでは,複数のディスクに対して1つの論理的な領域を作成できます。この領域に表を格納することで,データを分割することなく,1表でペタバイトやエクサバイトといった単位のデータを管理できます。データ量が増えた場合でも,データを分割して格納し直す必要はありません。大規模データベースの構築イメージを次の図に示します。

図1‒2 ペタバイトやエクサバイト単位の大規模データベースの構築

[図データ]

また,大規模なデータベースを作成するためのデータインポート機能などを提供します。