16.24.5 同義語辞書ファイルの同期を取る
同義語辞書ファイルの同期を取る場合は,次のコマンドを実行します。
adbsyndict -s
- 同義語辞書ファイルの同期とは
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マルチノード機能を使用している場合,同義語辞書ファイルが全ノードで必要になります。全ノードの同義語辞書ファイルを同じファイルにすることを同義語辞書ファイルの同期といいます。プライマリノードの同義語辞書ファイルをセカンダリノードにコピーして,同義語辞書ファイルの同期を取っています。
セカンダリノードの同義語辞書ファイルは,adb_syndict_node_storage_pathオペランドに指定したディレクトリ下に格納されています。セカンダリノードで同義語検索のSQL文が実行される場合,そのセカンダリノードの同義語辞書ファイルが使用されます。
- 同義語辞書ファイルの同期が取られていない場合
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同義語辞書ファイルの同期が取られていない場合でも,同義語検索は実行できます。ただし,同義語辞書ファイルの同期が取られていないセカンダリノードにSQL文の実行処理が割り振られた場合,そのセカンダリノードではSQL文の実行処理は行われません。この場合,SQL文の実行処理はプライマリノードで行われます。この状態が続くと,プライマリノードの負荷が高まるおそれがあるため,同義語辞書ファイルの同期を取って,セカンダリノードの同義語辞書ファイルを最新のファイルにしてください。
- 同義語辞書ファイルの同期を取る必要があるケース
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マルチノード構成にノードを復帰した場合や,ノードを追加した場合などは,同義語辞書ファイルの同期を取る必要があります。セカンダリノードに最新の同義語辞書ファイルが格納されていない場合,HADBサーバの開始時,または同義語検索の実行時に警告メッセージKFAA51537-Wが出力されます。この場合,adbsyndictコマンドを実行して同義語辞書ファイルの同期を取ってください。
- メモ
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同義語時辞書の登録,更新,または削除をしたときは,HADBサーバが自動的に同義語時辞書ファイルの同期を取ります。