16.15.2 セカンダリノードでノード障害が発生した場合
(1) セカンダリノードでノード障害が発生した場合のシステムの処理
セカンダリノードでノード障害が発生した場合,そのセカンダリノードはマルチノード構成から切り離されます。セカンダリノードでノード障害が発生した場合のシステムの処理を次の図に示します。
- [説明]
-
セカンダリノード(hadb03)でノード障害が発生した場合,そのセカンダリノードをマルチノード構成から切り離します。その後,残ったノード(hadb01およびhadb02)で処理が継続されます。
(2) ノード障害が発生したときのHADB管理者の対処
ノード障害の原因を特定するために,「14.1 障害発生時の対処の流れ」を参照して対処してください。そこで説明している手順を,ノード障害が発生したノードで実施してください。
また,障害が発生したノードで,次のトラブルシュート情報を取得してください。
-
HADBサーバのトラブルシュート情報をadbinfogetコマンドで取得してください。
-
HAモニタのトラブルシュート情報をHAモニタのmontsコマンドで取得してください。
障害の原因を対処したあとに,マルチノード構成から切り離されたノードをマルチノード構成に復帰させることができます。マルチノード構成への復帰手順については,「16.15.3 マルチノード構成へのノードの復帰」を参照してください。
なお,マルチノード構成に復帰させたノードは必ずセカンダリノードになります。