Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


16.3.5 各ノードでのサーバ定義の作成

マルチノード機能を使用する場合は,全ノードでサーバ定義を作成する必要があります。その際,adb_sys_multi_node_infoオペランドは,必ず指定してください。

サーバ定義の作成方法については,「8.5 サーバ定義の作成および変更方法」を参照してください。サーバ定義のオペランドについては,「7. サーバ定義の設計」を参照してください。

次のオペランドは,全ノードで指定値を同じにしてください。オペランドを省略した場合は,全ノードでオペランドを省略してください。指定値が異なると,マルチノード構成のHADBサーバを開始できません。

また,監査証跡機能を使用する場合は,全ノードに次のオペランドを指定してください。オペランドの指定値は,ノードごとに異なっていてもかまいません。オペランドの指定有無がノードごとに異なると,マルチノード構成のHADBサーバを開始できません。

■サーバ定義の指定例

サーバ定義の指定例を次に示します。この例では,全ノードで同じ指定内容になっています。指定値を同じにする必要があるオペランド以外は,ノードごとに指定値を変更できます。

set adb_db_path = /HADB/db
set adb_rpc_port = 23650
set adb_sys_max_users = 10
set adb_sys_rthd_num = 40
set adb_sys_uthd_num = 128
set adb_sql_exe_max_rthd_num = 4
set adb_sys_rthd_area_max = 1024
set adb_sys_proc_area_max = 8192
set adb_sys_multi_node_info =172.16.0.11:23651,\    ...1
                             172.16.0.12:23651,\    ...2
                             172.16.0.13:23651      ...3
 
adbbuff -g TBLBUF01 \
        -n ADBUTBL01 \
        -p 1000000 \
        -v 1024
adbbuff -g IDXBUF01 \
        -n ADBUIDX01 \
        -p 2500000 

[説明]

  1. プライマリノードhadb01のHADBサーバ間通信用のIPアドレス172.16.0.11,およびポート番号23651を指定します。

  2. セカンダリノードhadb02のHADBサーバ間通信用のIPアドレス172.16.0.12,およびポート番号23651を指定します。

  3. セカンダリノードhadb03のHADBサーバ間通信用のIPアドレス172.16.0.13,およびポート番号23651を指定します。