6.3.21 adbaudittrailコマンド実行時のメモリ所要量の求め方
adbaudittrailコマンドを実行する場合,HADBサーバは次に示すメモリを使用します。各メモリの所要量を求めてください。
- ■共有メモリ
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プロセス共通メモリ(PROC_AUDTRAILSZ)
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リアルスレッド固有メモリ(RTHD_AUDTRAILSZ)
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それぞれのメモリ所要量の計算式を次に示します。
(1) プロセス共通メモリの所要量の求め方(adbaudittrailコマンド実行時)
adbaudittrailコマンド実行時のプロセス共通メモリ(PROC_AUDTRAILSZ)の所要量は,次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:キロバイト)
PROC_AUDTRAILSZ = AUDINF + AUDTBLDEFSZ
変数の説明
- AUDINF
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監査証跡の管理情報
「6.3.3 HADBサーバ開始時のメモリ所要量の求め方」の「(3) プロセス共通メモリの所要量の求め方(HADBサーバ開始時)」の「(r) 変数AUDINFの求め方」を参照して求めてください。
監査証跡機能を有効にすると変数AUDINFで求めた値が確保され,無効にすると解放されます。
- AUDTBLDEFSZ
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監査対象定義の管理情報
--startオプションを指定してadbaudittrailコマンドを実行する場合だけ加算してください。--startオプション以外を指定する場合は,AUDTBLDEFSZの加算は不要です。
次に示す値を代入してください。
値(単位:キロバイト)
AUDTBLDEFSZ= 4
(2) リアルスレッド固有メモリの所要量の求め方(adbaudittrailコマンド実行時)
adbaudittrailコマンド実行時のリアルスレッド固有メモリ(RTHD_AUDTRAILSZ)の所要量は,次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:キロバイト)
RTHD_AUDTRAILSZ = AUDTHDINF + AUDTBLACCSZ
変数の説明
- AUDTHDINF
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「6.3.3 HADBサーバ開始時のメモリ所要量の求め方」の「(4) リアルスレッド固有メモリの所要量の求め方(HADBサーバ開始時)」の変数AUDTHDINFを参照して求めてください。
監査証跡機能を有効にすると変数AUDTHDINFで求めた値が確保され,無効にすると解放されます。
- AUDTBLACCSZ
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監査対象定義の操作情報
--startオプションを指定してadbaudittrailコマンドを実行する場合だけ加算してください。--startオプション以外を指定する場合は,AUDTBLACCSZの加算は不要です。
次の値を代入してください。
値(単位:キロバイト)
AUDTBLACCSZ= 1