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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 ディザスタリカバリシステム 構築・運用ガイド


8.2.1 インナレプリカ機能を使用する場合の注意事項の説明

インナレプリカ機能で日立ディスクアレイシステムのHORMCFまたはShadowImage機能を使用する場合の注意事項について説明します。

〈この項の構成〉

(1) インスタンス

インスタンス」を参照してください。

(2) ペア論理ボリューム構成

オリジナルRDエリアを配置したディスクと,レプリカRDエリアを配置したディスクを結合している場合と,切り離している場合とで,TrueCopy(またはUniversal Replicator)およびShadowImageの各ペアボリュームに対する操作が異なります。

組み合わせを次の表に示します。

表8‒2 インナレプリカ機能使用時のペアボリューム構成の組み合わせ

ディスクの結合状態

TrueCopyまたはUniversal Replicatorのペアボリューム(メインサイト-リモートサイト間)

ShadowImageのペアボリューム

オリジナル

RDエリア

レプリカ

RDエリア

結合している

ペア化

ペア解除

ペア化

切り離している

ペア化

ペア化

ペア解除

ペアボリューム構成を次の図に示します。

図8‒1 ペアボリューム構成(ディスクを結合している場合)

[図データ]

図8‒2 ペアボリューム構成(ディスクを切り離している場合)

[図データ]

(3) サイトの切り替え

オリジナルRDエリアとレプリカRDエリアを配置したディスクを結合しているか,または切り離しているかによって,TrueCopyまたはUniversal Replicatorと,ShadowImageの各ペアボリュームをペア化またはペア解除します。

インナレプリカ機能使用時の計画的サイト切り替え手順,インナレプリカ機能使用時の保守用サイト切り替え手順,およびインナレプリカ機能使用時の災害用サイト切り替え手順を次の図に示します。

図8‒3 インナレプリカ機能使用時の計画的サイト切り替え手順

[図データ]

図8‒4 インナレプリカ機能使用時の保守用サイト切り替え手順

[図データ]

図8‒5 インナレプリカ機能使用時の災害用サイト切り替え手順

[図データ]